2014年12月12日 (金)

電子たばこ 喫煙誘引の懸念

 毎日新聞(12/11)から、

《誘引をいうならば、たばこに限らずノンアルコール飲料、博打、危険ハーブやパチンコ、賭け事などいずれも負けず劣らずにその要因を持つ。》

 香りのついた蒸気を吸引する電子たばこの市場が世界で急拡大している。「紙巻きたばこより有害性は低い」という報告もあるが、広告などの規制がないため新たな喫煙を増やす、と世界保健機構(WHO)は各国に規制を求めている。厚生労働省も健康影響の調査を始めた。

 Photo 「たばこより有害性が低い! 健康を考えて切り替えよう」 東京都内の売り場には、電子たばこのメリットを強調するポスターが張られていた。たばこを吸わない記者が吸ってみると、紙巻きたばこのときと同じように気分が悪くなった。味に違いはないようだ。

 電子たばこは吸入部と専用カートリッジ、ヒーターで構成され、カートリッジに香りのついた液体(フレーバー)を入れて電気で加熱し、発生した蒸気(ベイパー)を吸って楽しむ。2004年に中国で登場し、▽充電式で液体を交換しながら繰り返し使えるため経済性が高い ▽燃焼に伴うタールや一酸化炭素などの有害物質が発生しない ▽副流煙が出ないので周囲に迷惑をかけない ⎯⎯⎯ などを売に世界で普及している。WHOによると、14年時点で約500種の製品があり、フレーバーは約8000種。世界全体の売上げは30億ドル(約3500億円)以上に及ぶ。蒸気の吸引を指す「VAPE」はオックスフォード英語辞典の「今年の単語」に選ばれた。

 WHOは、急拡大する市場に警戒感を強める。最も問題視するのは、電子たばこの広告が未成年の喫煙への関心を高め、喫煙習慣の入り口につながりかねない点だ。米国や韓国で実施された中・高校生対象の調査では、電子たばこ経験者は米国で6・5%、韓国で約10%おり、未使用者に比べて喫煙を始めやすい傾向が報告されている。

 さらに、電子たばこ喫煙者の呼気が、空気中のニコチンや発癌物質のアセトアルデヒド類などの濃度を微量ながら上昇させることが報告されている。WHOは「規制がないまま電子たばこが普及すれば、長年の喫煙防止の取り組みが無に帰す」と、屋内での使用禁止と未成年者への販売禁止、広告の規制を求める報告書をまとめ、10月にモスクワで開かれた第6回たばこ規制枠組み条約締約国会議でも各国に規制を求めた。

《それほど人間の健康や生活に悪影響があると知りながら、幾世紀にも亙り栽培や販売を許し、加えて国家は税と称して売上利益の上前をはね、国庫の収入源の一部とする。いつの日にか、「たばこの木」や代替品が地球上から絶滅することがない限り、「たばこの煙はいけない、いけない」と言いながらも必要悪としてこれからも存在し続けるだろう。》

 厚労省が11月に開いた専門委員会では、液体成分を加熱すると、発癌性物質のカルボニル類が発生することが報告された。国立保健医療科学院の欅田・生活環境研究部長は「液体成分には発癌物質はほとんどない。加熱されることで発生したと考えられる」と説明する。

 日本では販売が規制されているニコチンを含む製品も、個人輸入なら入手可能で、電子たばこの普及で広がる可能性もある。国立癌研究センターの望月・たばこ政策研究部長は「液体成分には、香料と称してさまざまな化学物質が含まれ、それらを加熱して吸った場合の安全性は不明だ。海外では子どもの誤飲なども起きた。家庭用品規制法など既存法による迅速かつ包括的な規制を検討すべきだ」と話す。

 電子たばこの「禁煙補助効果」を科学的に検証し、利用を図るべきだという意見もある。禁煙指導に詳しい大阪府立成人病センターの大島・癌相談支援センター顧問は「特定の発癌性物質が検出されたとしても、紙巻きたばこの煙に多く含まれる発癌性物質に比べれば危険性ははるかに小さい。海外では禁煙支援に使って成功したという報告もある。適切に規制し、紙巻きたばこの代替として喫煙者が使えるようにすべきだ」と指摘する。だが、望月部長は「禁煙支援の有効性は証明されておらず、新たな喫煙や危険ドラッグの誘発になりかねない。容認すべきではない」と否定的だ。

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2014年11月25日 (火)

シクラメン

 毎日新聞(11/23)“花のある風景”あべ菜穂子 から、《》内は私見。

 灰色の雲に覆われ、すっかり冬景色となったロンドンの街で、健気に我ここにあり、とひとり小さな声で主張している花がある。
 シクラメンである。日本でも人気のある鉢植えシクラメンとは違う、野生のシクラメン。葉を落とした木の根本や冬枯れの花壇の片隅で、背丈15㌢ほどのからだにピンクやうす紫の花びらをまとい、静かにたたずむ。そこだけ新しいいのちが宿ったかのように。
 原産地は南欧。晩秋から冬を通じて次々と花をつける。耐寒性にすぐれ、積雪にあえば雪を持ち上げて花を咲かせ、氷点下の気温にもびくともしない。しかし、小柄な姿は可憐である。

 古代ギリシャの時代から人々の暮らしとともにあった。根には出産を助ける薬効があり、その効用があまりに高いので、妊婦がまたぐと流産すると信じられた。花を終えたら花茎がゼンマイのようにくるくると縮まるため、ギリシャ語で「キクロス」(“輪”の意味)と呼ばれたがのがシクラメンの名の語源。イギリスには16世紀末ごろ伝わったとみられ、花の薬効と迷信がギリシャからそのまま渡来した。

《もう、何年になるか随分と昔、正月用に紅白の2鉢を購入した。買ったときは大輪の花をつけて見事な飾りになったが、それから年を経るごとに花は小振りになり、赤い花をつけていた鉢は枯れてしまった。それからまた、3、4年が経つ。年を経るごとに花は小さく背も低くなったが、毎年咲く花の数は逆に増え、冬の淋しい棚に真っ白な彩りを添えてくれる。ロンドンの便りにもあるように寒さに強いばかりか暑さにも強く、外に出して放置しておいても枯れたと見えながら、再び健気に息を吹き返す。今年も葉隠れにたくさんの小さな蕾を準備し、開花を待っている。(写真)》

   今年も小さな蕾を準備して、開花を待っている
Dscf0176_5Dscf0177_4 日本で出回る大輪の観賞用シクラメンは、ペルシャ産の原種が20世紀はじめにヨーロッパで品種改良されて生まれた。こちらは冬に家庭の窓辺や居間を優雅に飾るが、戸外では生き延びることのできない「箱入り」シクラメンである。

 本来逞しい生命力を備えたシクラメンは、人間の手が加わって美しいがひ弱な花に変身したのである。(ロンドン在住ジャーナリスト)

《我が家のものは、正月用として購入、上に拠ればペルシャ産のはずだが、特別の管理もしないままに戸外に放置しておいたが、翌年の枯れ木に花のような発芽に驚き、それ以来、戸外で管理してきたところ1株になったが命長らえて毎年暮れから早春までの長期間、花を咲かせてくれている。》

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2013年9月18日 (水)

「風立ちぬ」の喫煙シーン

 毎日新聞(9/18)から、

 米映画の名作「カサブランカ」でハンフリー・ボガートがゆったりとくゆらせる紫煙――。映画や舞台で表現方法の一つとして使われてきた喫煙シーンが、時代の中で揺れている。公開中のアニメ映画「風立ちぬ」(宮崎駿監督)には禁煙団体が「未成年者の喫煙を助長する」などとクレームをつけ、話題になった。健康志向もあいまって作り手側は苦慮している、という。

 「且つて、たばこが男らしさの象徴だった時代があった」と言うのは「軽蔑」「さよなら渓谷」など若者が主人公の映画を数多く制作している森重晃プロデューサー。「アクションやヤクザものの映画では“良い悪い”ではなく、たばこと酒と女が絡まないなんておかしい。まあ、下手な役者ほど吸いたがるって話も合ったけど(笑い)」と映画と喫煙が結びついてきた実情を語る。

《言うに事欠いて「下手な役者ほど云々・・」とはバカなプロデューサーだ。男優に限らず世界中の名女優と呼ばれる俳優たちが、時には部屋じゅうに立ち籠める煙で眼が痛いほどの雰囲気の中、その時々の時代の世情を銀幕に写し出し、多くのファンの血を沸かせ、涙を誘ってきたものだ。今回の「風立ちぬ」は大正の初めから、背景には昭和の戦争にまみれた時代の話だ。その中で描かれた喫煙シーンが未成年者に影響するからいけない、とは歴史認識のかけらも理解できていない連中の言葉だ。当時、ひたひたと迫り来る戦争の足音の不気味な時代を背景にした価値観と、平和になって禁煙が叫ばれる現在の価値観とが違っていて当然で、その違いを教えるのが大人に与えられた後輩たちへの義務とも言えるのだ。私は1日平均60本のたばこをやめて(禁煙を公言したのではなく、ほぼ20年間の休止だ。)その後、一口たりとて嗜んではいないが、今でも隣で両切りのピースを吸われると流れてくる香りを思い切り吸い込むほどに好きだ。そして、それが癌の元凶だとも思っていない。》

 喫煙シーンが社会的に問題視されるようになったのは、主に米国からだ。禁煙団体の抗議を受けた米国映画協会は2007年から喫煙シーンをR指定(年齢制限)の判断材料の一つに加えた。米疾病対策センターのホームページによると米国のヒット映画中の喫煙シーンは05年には4000件近かったのが、昨年は2500件前後に減少した。

 日本も同様の傾向だ。映画「ヴァイブレーター」「100回泣くこと」の広木隆一監督は「5,6年前から際立って喫煙ンシーンが減ってきた」と言う。昔は新聞記者を描くとき、灰皿一杯の吸い殻と煙の中で仕事をするシーンがまず浮かんだが、今はもうあり得ない。たばこに代わって世相を表現する必需品となったのは携帯電話」と指摘する。

 スクリーン越しでなく観客が直接、煙に触れる舞台の世界はさらに深刻だ。「芝居で喫煙シーンがあると、必ず終演後のアンケートでクレームが寄せられる」と青年座(東京都渋谷区)の紫雲幸一制作部長。約120席というコンパクトな自前の劇場では、たばこの煙は瞬く間に客席へ及ぶ。青年座では5,6年前から、たばこの形状で、火を点けるとたばこのように煙が出る咳止め用の医薬品を使い始めた。

 文学座(同新宿区)が18日まで上演していた「熱帯のアンナ」は1920年代の米フロリダの葉巻工場が舞台だが、煙ではなく蒸気を吸う電子たばこの外側を加工し、葉巻らしく見せている。

 最近では、上演前に「たばこを吸うシーンがありますが、本物のたばこは使用していません」とアナウンスする光景も珍しくなくなった。演劇関係者からは「原作に喫煙シーンがあるのに,削るようなことをすれば表現を狭めることになる」と、懸念の声が上がる。

 ドラマを始めとするテレビ番組でも、喫煙シーンは以前に比べ減少している。NHK広報局は「番組制作にあたっては喫煙を助長することのないよう配慮している」と説明する。

 たばこは世につれ、世はたばこにつ。愛煙家にとっては、エアンターテインメントの世界も肩身の狭い時代になったことは間違いないようだ。

 《青年座にしろ、文学座にしろ、たばこの代わりに何を小道具として使用しているかということで、最初に取りあげた「時代の違い」と言うこととは次元の違う問題だ。たばこの代わりの小道具で済ませられることで芝居が成立するのなら、何も問題はなかろう。上演する芝居がいつの時代のものなのか、が歴史認識として問われているのではないのか。キセルしかなかった時代に紙巻きタバコが出てきてはおかしいが、正しく使い分ければ時代は推定することは可能だ。映画や演劇を見る観客の側に、たばこが使用されても時代認識が理解できていれば、問題はないし、理解できない青少年には、大人が教えればいいことだ。目くじら立てて、或いは真面目くさって拳振り上げて語ることではない。》

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2013年1月16日 (水)

皇居ランニング

 毎日新聞(1/13)から、

《マナーなど更(あらため)て社説で取りあげることか。10年の晩秋にブログで取りあげた(参照 速くて怖い、観光できないなど苦情、皇居外周を走るランナー)が、我が物顔の牛に曳かれた付和雷同のすかんぴんたちが、通行人を無視し、大手を振って走り回る。「マナー10の宣言」などクソの役にも立っていない。》

 史上空前のランニングブームだという。笹川スポーツ財団の調査によると、過去1年間にジョギングもしくはランニングをした成人は1000万人(推計)を突破した。2002年からの10年間で500万人以上増えた計算だ。07年に始まった東京マラソンの影響が大きい。

 今、日本で一番人気のあるランニングコースといえば、東京の皇居周回コースだろう。1周約5キロ。信号がなく、適度なアップダウンがあり、交番があって夜間でも安全なことなど好条件が重なり、週末は勿論、平日の夜もランナーの姿は途切れない。周辺には更衣室やシャワー室を備えたランニングステーションが10カ所以上あり、東京出張の際に利用している人も少なくない。

 津京都千代田区の調査によると、平日午後6〜9時の3時間で約4000人、休日午前7時〜午後6時の11時間で約8300人を数えた。タイムを計測するランニングイベント(競技会)は月平均20大会が開催され、参加者は10年度が約6万2000人と5年間で1・6倍に増えた。

 ランニングステーションでつくる団体が「左側走行」「反時計回り」などのマナー徹底を呼びかけてはいるものの、集団走行によるトラブルや歩行者や自転車との接触事故が絶えない。このため千代田区は一昨年末、ランナー代表、地元町会、警察、行政、学識経験者らによる「皇居周辺地域委員会」を発足させ、昨年末の会合でイベントについて一定の制約をかける方針を示した。

 現在4カ所に分散しているスタート・ゴール地点を桜田門前広場に限定したうえで、同一時間帯での参加人数を700人以内とし、交通整理員の配置などを義務づける。花見客で混雑する時期の使用申請は受け付けない方針で、今年は4月の1カ月間を開催自粛機関とする。

 多くの人が集う公共空間の利用について国や東京都などの管理者が一方的に決めて通知するのではなく、実際に利用する人たちの意見に耳を傾けながら、時間をかけて案を取りまとめたことを忘れてはいけない。ランニング禁止などの措置が出されることがないようにしたいものだ。

《不特定多数が散歩を楽しむ公道で、競技会を実施するなどあまりに交通道徳を欠いている。即座に中止させるべきだ。また、前回も書いたが、連れション宜しく集団で駆け回るなど、見つけ次第即座に取り締まればいい。こんなところにまで「みんなで走れば恐くない」が罷り通るようでは日本もお終いだ。》

 皇居周辺の歩道はランナー専用ではなく、あくまでも歩行者優先だ。混雑時はタイムにこだわらず、ゆとりあるペースを心がけ、追い抜き・追い越しの際は声かけをするなどして、譲り合いの気持ちでランニングを楽しんでほしい。

《注意されてやめるような連中ではないだろう。譲り合いを呼びかけて治まるようなら、事故も起こらず、苦情も出ず、何度もメディアも取り上げることもなく、疾っくに静かな皇居周辺になっているだろう。》

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2010年11月22日 (月)

速くて怖い、観光できないなど苦情、皇居外周を走るランナー

 毎日新聞(11/20)から、
 東京都千代田区の皇居外周を走る「皇居ラン」が人気だが、皇居周辺の観光客や歩行者からは「落ち着いて観光もできない」「速いスピードで走っていて恐怖を感じる」といった苦情や不安の声も出ている。
 こうした状況を受け、シャワー室やロッカーなどを備えた周辺のランナー拠点施設が連携して今月、「皇居ランナーマナー 10の宣言!」を作成した。今後、ポスターを貼るなどして、マナー浸透を図る。

【マナー10の内容】
 ①左側走行を心掛けます
 ②狭いところは一列で。追い抜きは避けます
 ③できるだけ反時計回りで、逆走は控えます
 ④混雑時はタイムにこだわらず、
   常にゆとりあるペースを心掛けます
 ⑤追い抜き・追い越しの際の「声かけ」を心がけます
 ⑥グループ走は広がらず、大集団にならないよう
   工夫します
 ⑦クールダウン、集団での立ち話、そぞろ歩きで
   歩道を塞ぎません
 ⑧音楽プレーヤーのボリュームは控えます
 ⑨ごみは必ず持ち帰ります
 ⑩いつでも思いやりのこころを持って走ります

 宣言を作ったのは、パレスサイドビル(千代田区一ツ橋1)の「Run Pit」など15施設などで構成する「皇居周辺ランナーサポート施設等連絡会」。連絡会には区観光協会も参加し、5月から話し合いを重ねてきた。協会担当者は「皇居外周はあくまで公共の道路でスポーツ施設ではない。ブームは賑わいある風景として肯定的にとらえることもできるが、住民や観光客らとの軋轢を放っておけない」と話す。

《このような心寂しい宣言を列ね、注意を呼び掛ける立て看板まで用意させるとは、ランナーたちの無軌道ぶりや、マナーを持ち合わせない無礼な連中が走っていると言うことの裏付けだろう。シャワー室まであつらえてもらい、自分たちは特別なんだとでも言わんばかりの、最近問題になっている歩道の自転車の走行と何ら変わりない非常識な連中だ。こんな危険な連中が我が物顔で歩道を塞いでいるのを取り締まらないのは警察の怠慢でもあろう。奇を衒ってたかがランニングに、着るものや履くものまで気にし、マナーなど2の次の「あなたがやるなら私も」の連れション仲間の集まりだろう。とは言っても、彼ら彼女らだけの問題でもないだろう。世の中全体が道徳、秩序無視、マナー無視で成り立っているのが今の日本の現状なんだから。》

 区などは1月、「歩行者に気をつけましょう」と注意を呼び掛ける立て看板を設置。だが、区にはその後も「『邪魔だ』と言われた」「ランナーとぶつかった」「集団で道を塞いでいる」といった苦情が約40件寄せられている。協会は「マナーを押し付けるのではなく、ランナーたちの意識を高め、議論を喚起したい」と話す。

《小学生でも備えていなければならないような常識もない連中に、何の意識の向上などあるはずもない。歩道がスポーツ施設ではないことが分かっているのなら、せめて、2人以上の並走、団体は禁止の通達ぐらいは出して知らしめるべきではないのか。》

 連絡会は今後、都心の地域活性化に取り組むNPO法人とも協力しながら皇居周辺を走るランナーのマナー普及活動を進めるという。

《無駄と分かっていることはしない方が良い。走ることが地域活性化につながるとはとても思えない。どうしても走りたいのなら、石原知事が青梅マラソンから都心に奪い取った年に1度のマラソンで十分だろう。しかし、そのための練習を何も皇居周辺でやることはない。》

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2009年10月22日 (木)

スカート男

 けったいな男がいるものだ。女装じゃないというけれど、どこから見ても立派な女装だ。新聞のタイトルにはスカート男子とあるが、男の子という年じゃない、スカートをはいて女装した男だ。巷にも、どうやら、ぼつぼつ流行しそうな雲行きのようだ。

 毎日新聞(10/19)から、《 》内は私見。
 東京の原宿や渋谷で、スカートをはいた若い男性の姿を見かけるようになった。「スカート男子」「スカート族」などと呼ばれ、ファッション業界でも注目されつつあるという。そこで、失礼とは思いながら聞いてみた。「女装とどこが違うのですか?」

 平日の午後、原宿で最初に見つけたのは、透けるような白い木綿地のスカートをはいた男性だった。裾には愛らしい幾何学模様が施されている。都内の武術大2年(20)の男性。「風になびく裾のラインが気に入って、古着屋で1000円で買いました」ということだった。

 人気映画「ハリーポッター」のローブ(聖職者らが着るガウン)に憧れ、4着のスカートを自分の手で縫ったという。運転免許試験場で、職員に「スカート族って本当にいるのね」と言われ、自分もその種族だと自覚したという。

 女装との違いを聞くと、「女装は女の子になりたい人がやる。おれは、女の子が着ているからではなく、シルエットとか布の持つ素材とかが好きだから」ときっぱり。家族は何も言わないものの、近所に親類が多いため、スカートの日は見つからないよう気をつけているという。

 翌日、同じ場所でもう一人見かけた。黄色のジャージー風の上着に、同系色のチェックのスカート。長さは膝下10センチほどで、サンダル履き。20代前半ぐらい。声をかけると恥ずかしそうに雑踏に紛れた。竹下通りにあるインド雑貨店では巻きスカートを買う男性が目立つようになり、この夏6人ほどが買っていったという。女性店員は「巻きスカートはいろいろに着くずせる。自分の形で着ている感じ」と話した。

 ファッションに詳しい関係者はスカート男の出現をどうみるか。人気男性ファッション誌「smart(スマート)」(宝島社)の太田編集長は指摘する。「メンズファッションのシルエットが中性化してきている中で、スカートは全体の形を整えるのに役立つ。それを美しいと感じるのでは」。女装との違いについては「それが似合っているかという点が大きい」。同誌も「スカート男子特集」を検討中だという。

《似合っているかどうかは女装する男にとっては関係ないことだろう。着たいから着る、女装したいからする、ただそれだけだ。》

 最新のストリートファッションを紹介する情報サイト「ファッションスナップドットコム」を運営する光山玲央奈(29)は、スカートだけでなく「メンズハイヒール」や筋肉質でもスレンダーな「細マッチョ」に人気が出始めていると指摘したうえで、こう分析した。「男らしさ、女らしさより、『おしゃれならいいじゃん』と考える男性が増えている。競争社会で格差が広がる中、社会的なステータスより、自分のライフスタイルを大切にしたいと考える草食男子の精神がファッションにも反映されてきたのではないか」と。

《歌は世につれ、という言葉があるが,「競争社会」「格差」を言えば全てが説明できる、との考えは説明にはなっていない。周りから見れば、お釜の女装もスカート男の女装も違いはない。平和ぼけの行き着いた所だろう。私たち世代には、変態としか映らないが。》

 

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2008年10月 9日 (木)

たばこ やめられない

値上げの下準備が着々と進んでいるようだ。1000円でどうだろうか、だめなら500円辺りでどうだろうか、が一段落したと思ったら、税収入の計算まで裏づけ(‘あれ’と‘これ’)した。そして今度はお前たち一体、幾らまで値上がりしたら止めるかね、と来た。

兎にも角にも、それほど悪いものなら栽培することも、売ることも禁止することにすれば一挙に解決する、と言って来たが、税金だけは欲しい政府は“いけない、いけない”と言いながらいつまでも売り続ける。

毎日新聞(10/9)から
喫煙習慣のある中学生や高校生は、大人よりも「たばこが値上がりしても喫煙はやめない」と考える傾向が強いことが、厚生労働省研究班(主任研究者、大井田隆・日本大教授)の調査で分かった。たばこは若年層ほど依存度が高くなることが関係しているとみられ、研究班は「禁煙をすすめる対策として価格を上げるなら、最低一箱1000円程度にしないと未成年者には効果がない」と指摘している。

昨年12月〜今年2月、全国の中学校130校、高校109校の計約9万人を対象に調べた。
 1ヶ月以内に喫煙したのは全体の5%。この層に、たばこ価格と喫煙行動の関係を聞いたところ、1箱600円では「やめる」が25%にとどまり、1000円で「やめる」(42%)が「吸い続ける」(29%)を上回った。一方、喫煙しない層に「いくらなら、たばこを始めないか」を尋ねると、最も多い回答は「1500円」(38%)だった。

別の厚労省研究班の調査では、成人の喫煙者の過半数が禁煙を決断する価格の平均は、依存度が低い層で1箱467円、高い層でも706円と、中高生より安かった。

研究班の尾崎米厚・鳥取大準教授(環境予防医学)は「未成年者は短期間で依存度が高くなり、調査では喫煙者の約1割が高度のニコチン依存だった。喫煙者の3分の1は月に3000円以上のたばこ代を使っており、中途半端な値上げでは喫煙習慣は止められないだろう」と分析している。《ますます政府は心強い味方が増えたようだ。》

《私が喫煙していた17年前までは、月に1・4〜2万円(常用は紙巻きピース150〜240円だったか、卓上用には缶ピース、外出時はパイプ等)を下ることはなかった。兎に角ヘビーだった。》

《一昨日だったと思うが黒鉄ヒロシがテレビマンと1対1でタバコの是非を話し合っていた。黒鉄は喫煙する側だった。たまたまチャンネルをいじっていて耳に入り、最後の数分だけ聞きかじった。値上がりに関して黒鉄は、自分は、「一箱1万円でも吸う」と話していた。そして、対談が終わった途端に紙巻きたばこに火をつけて、うまそうに深々と吸って煙を吐いた。

《しきりに海外の、特にイギリスの高いたばこを引き合いに出す人間がいるが、消費税5%を上げることすら目を剥く日本人には想像もできない高い税を納めているヨーロッパの国々の、根本的な税制度の違いもあることを勉強してから発言して欲しいものだ。日本の国は無駄遣いを止めるだけでいい、たばこの値上げなど不要なほど隠し財源はある。》

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2008年7月12日 (土)

悪趣味、カラーコンタクト

今から3、4年、いやもっと以前になるだろう。不思議な生き物を見た。長髪で色白、性別不明、日本人のようでもあるが瞳の色が青い。気しょく悪い印象のまま何年か過ぎてとんと忘れていた。ひょんなことでそれが日本のミュージシャンで、目が青いのは着色されたコンタクトを使用しているからと聞いたが、男か女か確認しないままで過ぎていた。何にコンプレックスがあるのか、何が嬉しくて青い目か、ただの毛唐かぶれか、何故青なのか、そして2、3年後また、ひょんなことでそれがガクトなる名前の人物であることを知った。未だに男にも女にも見え、私には性別不詳のままだ。

【閑話休題】
早くから目に傷害が発生しやすいことは指摘されていた。それでもばかな流行に流されて、趣味の悪いカラーコンタクトレンズで若い女たちの目に傷害が起きる被害が相次いでいるという。つけるのは勝手だが、不潔な付け爪と同じで、カラーコンタクトの何のどこがおしゃれなんだか昭和一桁にはさっぱり理解できない。

毎日新聞(7/10)から
厚生労働省は、目に障害が起きる被害が相次いでいるおしゃれ用のカラーコンタクトレンズについて、販売規制に踏み切る方針を固めた。薬事法の省令を改正し、視力矯正用のコンタクトレンズと同様に、都道府県知事の許可がなければ販売できないようにする方針で、早ければ年度内に実施する。

おしゃれ用のカラーコンタクトレンズは、視力矯正を目的としないのが特徴で、10年程前から若い女性を中心に人気があるという。眼科医の処方の必要がなく、インターネットの通信販売やディスカウントストアなどで数千円程度で購入することができ、事実上野放し状態で売られている。

しかし、品質や構造的に目に酸素を取り入れにくいものがあったり、洗浄や消毒方法などについて適切な指導を受けずに購入できるため、視力に障害が生じるケースも目立つ。「製品評価技術基盤機構」(NITE)が、眼科医から聞き取ったところ、05年10月から今年2月までに約160件の被害があった。角膜剥離で入院したケースもあったという。専門家によると、障害には、結膜炎にかかったり、アレルギー症状を起すケースが多く、角膜の表面に傷がつく点状表層角膜炎症や酸素不足による角膜びらんも確認されている。

視力矯正用コンタクトレンズは、「高度管理医療機器」として扱われ、薬事法で都道府県知事の許可のほか、販売店に管理者を置くことが義務づけられている。客に「医療上の責任は負いかねます」と書かれた紙に署名をさせて販売している店もあり、コンタクトレンズ業界からは規制を歓迎する声も出ている。

東京都内の女子大学生(18)は瞳を大きく見せようと、2年前から度なしのカラーコンタクトレンズを使い始めた。色はグレー。1月に自宅近くのディスカウントストアで約4000円で買った。取扱いについて店から説明はなかったが、医療上の免責や自己責任で管理することなどが記載された「お客さまとのお約束」という用紙に署名させられた。付属の説明書を読んでレンズは洗っているが、目が充血したり腫れ物ができたこともあったという。店では「署名は販売管理上必要なもので、免責のためではない」とし、記者が取材した4月以降に「その文言を外した」と説明する。

日本コンタクトレンズ協会によると、おしゃれ用にカラーコンタクトレンズは10年ほど前から売られ、約5年前からネットや量販店で大量に売られるようになった。製品はすべて輸入品で、韓国が中心という。協会の担当者は「メーカーが協会に加盟しているわけではなく、販売量などの実態は分からない。協会とは関係がないのに、クレームが寄せられており、規制が必要と思っていた」と話した。

《現状のままでは、売れればどこで作っていようと店頭に並べるのは当然で、その結果が傷になろうが障害が起きようが、購入者の自己責任となるということだろう。》

社団法人「日本眼科医会」の常任理事で医師の宇津見義一は「カラーコンタクトを装着すると瞳はエベレストの頂上以上に低酸素状態になる。また、ディスカウントストアやネットの通販では、適切な洗浄や消毒、保存方法を指導しておらず障害が起きやすい。材質が分からない物もあり規制は当然」と指摘する。眼科医への調査では結膜炎など健康被害はこの2年半で167件を数え、うち13件は視力低下の後遺症が残る重症だったという。

《過激な痩せ過ぎも同じだが、「過ぎたるは及ばず」の名言もある。瞳の色や大きさを変えるなど、まさに行き過ぎの最たるものだ。現実に障害も起きている、そのような危ないものを着用してまで自己を競い合ってアピールするのは何のためだろうか。ただの悪趣味の流行が女性の何にプラスするのだろう。日本人にはない目の色の、奇抜を競っても何の得にもならないと思うのだが。おしゃれとはそのような安っぽいものなのか。》

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2006年11月 4日 (土)

流行 スパッツ

spat(s)はもともと靴の甲かけのこと。しかし、現在は女性が多く好んで着用していて、男の股引のような着用のされ方だ。男ならズボンの下に隠して着用するが、女性は堂々と人の目に曝す。

「暮らし豊かに・・」東京ストリート時装、もっとすてきに!、ほどよくセクシー、原宿で。全身が写された乞食スタイルのスカートとズボンの二人連れと、スカートから覘く股引を履いた足元を撮られた別の女性一人。キャッチフレーズのようなセクシーさもなければ女性らしさは、どちらの写真からも微塵も見受けられない。

押し入れの奥から引っぱりだしてきたようなボロを何枚も重ね着し、見苦しく染めた不揃いの髪を垂らし、頭には鳥打ち帽を載せ、下着の覘くジーパンの足下はよれよれのルーズソックスが巻き付いている。連れの方はと見れば、これまた染めた髪の上からうず高く巻き付けた襟巻で、不似合いの眼鏡を掛けた顔半分が隠れ、首に巻き付き、紐だらけの上着を着て、ポケットに詰め込んで飛び出した何本もの紐(ストラップに非ず)をぶら下げたスカートの下に、皺だらけの股引を履いた足は、O脚がなお目立つ内股にして、二人並んで紙袋の中の食い物にかぶりついている。何処から見ても反吐が出そうな見苦しさだ。足元だけが写っている女性は全体像が解らないが、スカートの下にまたスカートが覘き、足首にレース飾りの付いた股引だ。

これらの記事を書いた伊藤忠ファッションシステム・コンシューマーアナリスト(あっ、この名前、以前にも取り上げたことがあった)の表現を借りるとこうなるから驚きだ。
《写真下の20歳の学生さん(足元だけ撮られた女性)は黒のスパッツのすそに紫のレースがついている。トレンチコートからのぞくシフォンワンピースのプリントの一色にも紫が使われている。その女性は「タイツは蒸れるし、着脱が結構面倒。その点スパッツは快適だし、夏場は足の無駄毛処理をし忘れた時にも便利」「無地ものからひょう柄まで20本は持っている。組み合わせるものの色目やデザインによってコーディネートしている」と話した。その一方では裾がクシュクシュしたスパッツは、ギャルを思わせるためはかない。ちょっとしたシルエットの違いにも敏感に反応し選択をしているようだ、となる。

続いて二人連れ「履くならスパッツかロングソックス。タイツなら柄物。今年は無地タイツの気分じゃない。レッグウオーマーを会わせるなど、人と同じにならない工夫をしたい」など、便利なものから一歩抜け出し、気分を左右するひとつのファッションアイテムに昇格している様子が窺われる。》となる。

私の美的センスがおかしいのか、どう見ても襤褸が歩いているようにしか見えない。確かに絵画の世界にピカソが現れた時代、それまでの写実的な古典調からシュールレアリズム、抽象派、ブラックやグリスらと挑んで確立した立体派(キュービズム)があるように、ファッション界の波なのかも知れないが、それにしても余りにも汚らしい。

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2005年7月30日 (土)

愛煙と嫌煙

昨日(7/29)どこかのテレビ局がやっていた。
東京の千代田区が2002年10月に実施した路上での喫煙者に対して2000円の過料金をその場で徴集。これを真似て路上喫煙禁止地域・美化推進地域の設定が全国規模で広がり、今では東京都内の3市9区の他にも各地で禁煙運動がヒステリック(敢て云う)に進められている。

千葉県市川市が条例で同じことを決めて(2004年4月)、市の関係者による監視状況を報道した。市川市も過料金は即その場で徴集されることから、喫煙していて注意を受けた人間は逆切れしたり、叶わぬ抵抗の押し問答を繰り返したり、最後まで歩きとおして係員に後を追い掛けさせて、遂には電車に乗り込んで姿を消したりでそれこそ人さまざまの応対を見せていた。

途中、嫌煙家と愛煙家を登場させて意見を出させていたが、嫌煙家の売り言葉に愛煙家の買い言葉では話にならず、何の為に対立意見の人間が出て来たのか不可解なままに終わった。嫌煙家は云う、愛煙家の‘愛’は‘哀’の字が相応しい、と。一方愛煙家はそれで気が済むなら勝手に云ってればいいじゃないか、と。この市の場合、駅近辺には1300枚に上る禁煙バツマークが路上に、壁面に、至る所に張り巡らされ、煙草のポイ捨て以上に街を汚していることには無関心。特別地域を設置することへの意見は何も出ず、喫う喫わないが当面のことになる。評論家らしき人間も顔を出してありきたりの意見を口にする。「要はマナーを守って云々・・」と、余りにも平凡。

私が云う嫌煙家のヒステリック性は、煙草にニコチン、副流煙には一酸化炭素、タールなる有害物質が含まれており、肺がんを誘発する危険があるから、ということに尽きる。そのとおりだと思う。しかし、ある人が亡くなり、この人は煙草を喫ったために癌になり死亡しました、と云う例が存在したか。煙草を愛用した人は、喫わない人に比べて癌の発症率がやや高い、ということに過ぎないのが実体だろう。これにも笑い話がある。今世間を騒がせているアスベスト塵灰、この肺癌の病状を煙草のせいにしたヤブ医者が実際に存在していたのだ。余りにも煙草の発癌性がヒステリックだから、こんなヤブ医者も生まれるんだ。今は愛煙家の喫う権利を全く無視したことが行われているとしか思えない。

私は煙草を一時休止してから15年経つ。一日60本も喫っていたヘビーだったが、取り立てて何の目的もなく休止している。長生きとか、肺がんを恐れての健康のためとか、家族のためとかじゃない。(余談:『・・とか』はこのように二つ以上の物事を並べて表現したい時に使用する。現在の若者たちに限らず、テレビに携わる人間たちでさえ、『・・とかァー』で次に何も並べるものが来ない使い方が極端に目立っているが、バカに見えるから止した方がいい。)私は喫いたくなれば何時でも戻るつもりだ。煙草は決して旨いものじゃないが、興奮している心を鎮め(初期の医者は患者に沈静効果ありとして奨めたくらいだ)、落ち込んだ時には気持ちをすっきりさせてくれる。

ヒステリックな煙草攻撃には酒飲みに一言。酒には、口腔内、咽頭喉頭、食道、肝臓癌を誘発する物質が含まれ、アルコールの中間代謝物質のアセトアルデヒドには発癌性が確認されているのだ。アルコール度の高いものほど誘発性は高くなるのは当然のこと。いや酒飲みに八つ当たりで論点をぼかしちゃ不味い。

それほどに煙草が悪いものなら姑息な手段じゃなく、いっそのこと日本の国内では大麻のように煙草の葉の育成を禁止し、輸入もしない(アメリカは怒るだろうが)、発売も禁止すればいい。(過去に禁酒法でアル・カポネを生んだように日本のヤクザが喜ぶか。)煙草を売って税金の二兆三千億円が国庫に入り、七兆円の損失を生んでいる現在だが、結果税金はゼロになる反面国家の煙草による経済損失もなくなる。

これで一段落するから次のターゲットは煙草以上のドラッグ、酒の撲滅だ。酔っぱらい運転の人殺しもなくなり、あちらこちらのゲロもなくなり、酒臭い息を吐く奴もいなくなって、地球は綺麗になるぞ!。


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