2014年6月28日 (土)

集団的自衛権 - 4 -

 毎日新聞(6/28)から、

《安倍晋三のやっていることはヒットラーそのものだ。唯我独尊、最早取り巻きのむじな以外の誰の言にも耳をかそうとしない。元々言っていることが普通でない。ただ歴史認識の浅い、わがまま坊ちゃんのごり押しでしかない。ああ言えばこう言う式に、ただ言葉を継ぎはぎして言い換えるだけの憲法無視だ。安倍が人情話で同情を誘おうとした、ポスター絵のように、日本国民、それも沖縄から鹿児島に疎開する学童(767人)引率訓導(教師)・付き添いら28人、一般疎開者1661人らの乗った船(対馬丸)を攻撃したのはアメリカ軍の潜水艦だけだ(救助されたのは学童59人、他177人)。6月26日の天皇、皇后の沖縄訪問はそのとき学童たちを含む犠牲になった人たちを弔う犠牲者慰霊祭への出席のためだった。》

《すでに起ってしまった戦争中ならいざ知らず、戦争を始めるに等しい行為を日本に仕掛け、日本の船を攻撃する国が現実問題としてほかのどこにあるのだろう。安倍は、奇妙奇天烈なあり得ないたとえ話をつくって国民を脅かし、安っぽい人情話で言外に中国を北朝鮮を仮想敵とし、日本国民に「怖い国」と煽り続ける。現在、戦争の怖さ、惨めさ、無残さを知らない安倍頭領に引きずられる戦争を知らない世代が8割を占める日本国民は、安倍晋三に煽られて、中国が、北朝鮮が本当に日本に攻めてきたら、と最近の両国の軍備拡張や南シナ海海上の島嶼問題、航空機の再度の接近、或いは北朝鮮のミサイル問題などから、今にも戦争が仕掛けられ、戦火を交えることになるのではないか、とのあり得ない話に恐怖を感じているだろう。まさにこの両国の行為は、安倍の脅しの後押し効果を生み、日本国民の恐怖を煽り、「その通りだ、頭領の言う通りだ」と日本の軍国主義化に働きかけることになる。》

《歴史をみても分かる通り、いつの時代のどの戦争も、「自衛」が口実に使われ、自衛のための戦争として戦火、侵略を広げていくものなのだ。》

 「平和の党」が泣く
 集団的自衛権の行使容認に慎重な姿勢を示していた公明党が事実上「陥落」し、行使を認める憲法解釈変更の閣議決定で自民党と合意する見通しとなった。「平和の党」の党の看板に傷をつけかねない党執行部の判断に、地方議員らからは批判や落胆の声が相次ぎ、選挙に影響するとの懸念も広がる。

《安倍のごり押しに屈した「陥落」が、選挙への影響としか考えられない公明党議員もまた悲しい話だ。》

 「地方議員の大半は行使容認に反対だ。なぜ執行部が与党協議に応じてしまったのか理解できない」。北海道のある議員は憤りを隠さない。

 公明党は自衛隊の本格的な海外派遣に道を開いた国連平和維持活動(PKO)協力法に賛成するなど、自民党の安全保障政策に歩み寄ってきた。ただ、海外での武力行使につながる集団的自衛権の行使容認は「次元が違う」(党関係者)テーマだというのが党内での受けとめだった。

 この男性議員は「タカ派色の濃い安倍晋三首相の暴走を止めてほしいという声は多い。平和は党の根幹で、それに反してまで連立にこだわる理由があるのか」と疑問を呈す。

 神奈川県の創価学会幹部も「会員以外からも、今こそ『平和の党』の存在意義を示せという強い期待があった。ブレーキ役の気概を見せてほしかった」とうな垂れた。

 公明党は28日に党本部で地方組織の代表への説明会を開くが、地方の意見を汲み取る余地があるのか不明だ。ある兵庫県議は、執行部の姿勢を「結局は地方の意見を切り捨てた」と批判。支持者には戦争を経験した高齢者も多く、地元では反対意見が多数を占めるという。

 創価学会広報室は5月、集団的自衛権の行使を禁じてきた従来の政府見解を支持するとの見解を発表。執行部の判断はそれに逆らう内容で、盤石とされてきた組織力に影を落とす可能性もある。来年4月には統一地方選が迫り、集票力に陰りが出ればダメージは大きい。執行部を厳しく批判した兵庫県議は「足元から党が崩れかねない」と溜め息をついた。

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2014年6月12日 (木)

13年、山岳遭難 最多2172件

 毎日新聞(6/12)から、

《中高年の登山ブームの影響だろうか。年齢をごまかす化粧術で、若作り衣装で、周りからは若い、若いとおだてられ、その気になって肉体の衰えを自覚できず、歳相応以上のコースに挑んだり、自然をなめ、遭難に遭うケースが増えている。ほんの前までは60歳は立派な年寄りで通った。生物学的に特別日本人の肉体改造が進歩した訳でもないのに、世の中挙げて70歳で、或いは75歳で死んでも、「若いのに」と悔やむ言葉で送るのが習慣になているようだ。しかし、「村の渡しの船頭さんは 今年60のお爺さん 歳はとってもお船を漕ぐ時は 元気いっぱい櫓がしなる」は、若者たちがどんどん戦争で死に、平均寿命50歳に満たない時代の歌ではあるが、60歳が年寄りであることの自覚を持っていた。これは現在も変わらない肉体の摂理だろう。長生きは、老人医療の進歩で、老人になってからの余生が長いというだけの話だ。》

 Photo 警視庁は12日、13年の山岳遭難事故が2172件(前年比9・3%増)で、統計が残る1961年以降で最多だったと発表した。遭難者数とそのうちの死者・行方不明者数もそれぞれ2713人(同10・1%増)、320人(同12・7%増)で、いずれも最多だった。中高年を中心とした登山ブームで、遭難事故は過去10年間、増加傾向にあり、専門家は夏山シーズンを前に事前準備の見直しを訴えている。

 10年前の04年は、遭難事故の発生件数1321件 ▽遭難者1609人 ▽死者・行方不明者267人で、大幅に増えていることが分かる。

 年齢別では、40歳以上が1996人で遭難者全体の約74%を占めた。このうち、登山者が増えているとされる60歳以上に限ると1258人で全体の約46%だった。

 死者・行方不明者でみると、40歳以上が293人で約92%を占めた。このうち60歳以上が204人で全体の約64%。最高年齢は91歳だった。

 都道府県別の遭難事故件数では長野が300件で最多。静岡139件、北海道132件と続いた。高知だけがゼロだった。事故のうち登山計画が出ていたのは371件にとどまり、8割以上が届けていなかった。

 また、単独と2人以上の複数で登山した場合を比べると、遭難者に占める死者・行方不明者の割合が単独登山者のほうが約2・3倍高かった。

 登山家で山岳専門の気象予報士である猪熊隆之は、事故増加の背景を「登山ブームで情報が氾濫しリスクへの認識が甘くなっている可能性がある。個人で登る人が増えたことで、気象や地形などの情報を判断できないケースもある」と分析したうえで、防止策について「登山計画署を出すことは事前に避難ルートを確認できるなど効果が大きい」などと指摘した。

《ざっと目を通して不思議なのは、意識的にか手抜かりか、事故発生数で男女比率、それぞれの年齢構成、などが全く記されていないが、無視されたのか、どうでもいいことなのか。》

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2014年6月11日 (水)

集団的自衛権 - 3 -

 たまたま昼飯時、二人の党首、海江田万里、安倍晋三の党首討論(民主党の持ち時間は確か28分とか言ったな)なるものを見ていた。安倍には質問者海江田の「話などどうでもいいや」と傲岸不遜、傲岸無礼な態度に終始。嘲笑とも取れる笑いを浮かべながら民主党を笑い話のネタにして議場の自民党の笑いを誘う。肝心の質問の核心を逸らし、だらだらと余計な自説の説明を繰り返す。討論の持ち時間の半分以上を揶揄とちゃかしで潰し、議長から「回答は簡潔に」の注意を受けても知らん顔。これほど胸くその悪い質疑応答は見たことも聞いたこともない。海江田を完全に見下し、喋らしてやっているのを有難いとも思え、とも見える感じだ。

 海江田の後、質問に立つのは石原慎太郎だ。現在の政治家の中で、安倍以上の右翼思想の持ち主が彼だ。質問は聞かずとも分かる。吐き気がする中継など見ることもない。

 毎日新聞(6/11)、専門編集委員の与良正男の
   熱血!与良政談“民主主義の危機だ!”から、

 日本維新の会の分党で私が一番驚いたのは、石原慎太郎共同代表が結成する新党に23人もの議員が参加するということだった ――。コメンテーターとして出演している大阪・毎日放送のニュース番組「VOICE」で先週、こんな話をした。

 石原氏についた議員の一部には「今後、自民党と選挙協力ができるかも」という願望もあるようだ。だが、わたしからすれば石原氏の新党は戦後政治史の中で恐らく最も右寄りに位置する政党となるはずだ。そこに当初の予想を大きく上回る23人もが参加する時代になるとは・・・・。

 私はしゃべりながら最近の政界の軸足自体がますます右に寄ってきている現実を改めて思い知った。

 石原氏らの新党は集団的自衛権の行使を認める憲法解釈変更をはじめ安倍政権に協力姿勢を示していくだろう。「自民党1強」状況は強まる一方だ。対する橋下徹氏らが合流を目指す結いの党は今度の解釈改憲に慎重姿勢を示しているが、橋下氏らは元々前向きだ。これをどう調整していくかはっきりしない。

 野党第1党の立場を辛うじて守っている民主党も集団的自衛権の問題では相変わらず党内が一致せず、海江田万里代表が夏以降も続投するかどうか、内向きの争いが続く。共産党と社民党は解釈改憲に猛反対しているが国会内では少数勢力だ。

 皮肉なことに、こうして見ていくと今最も野党らしい役割を果たしているのは、集団的自衛権の問題を一つ一つチェックしている与党の公明党かもしれない。番組で私はこうも話した。

 しかし、与党協議にはおのずと限界がある。今国会中の閣議決定を急ぐ安倍晋三首相は急速に圧力を強め、政府は行使容認に向けた閣議決定の原案を早々とまとめたそうだ。今後は国民に見えにくい水面下の調整が進む可能性がある。

 わずか衆参1日ずつだったが、この問題に関する先月末の国会集中審議は、さまざまな問題点や矛盾点を国民の前に明らかにしてくれた。それにもかかわらず、まるで議論を無視するかのように戦後安保政策の大転換があれよあれよという間に進もうとしているのである。

 これは野党の危機ではない。議会制民主主義の危機である。「野党再編」の主導権争いなどしている場合ではない。

《うがった見方をすれば、安倍晋三は中国、韓国、北朝鮮が、これまで以上にもっと日本を敵視し、派手に行動することを望んでいるのではないか。その反動として、戦争を知らない特に呑気な与党の国会議員たちが先頭に立って、現在でもそうだが、近隣3国を危険国家として声を荒げて国民に刷り込み、歴史を学んでこなかった戦後世代の若者たちは、安倍政権の右寄り政策に煽られ、「それは危ない」と一層の右傾化を支える力に化けるのを期待しているようにも思える。その意味では、中国、韓国、北朝鮮は、自民党政権を強力に支えていることになるのだ。そして、自衛隊は男だけで構成されているのではない。外国の軍隊同様他国へ出向き、女性も兵士として第1線で戦闘に参加し、普通に戦死することにもなるのだ。日本の憲政史上、まれに見る最低、最悪の首領が日本を牛耳っているのが現在日本の姿だ。》

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2014年5月27日 (火)

老いの一徹

 2005年5月16日、第1稿『おかあさん』でブログ「世相」をスタートしてからまる9年が経過した。これまでの記事数は2522件、アクセスカウンター数は(自分のアクセスを除外して)1両日中には1.000.000に到達するところまできた。子どもの頃から「へそ曲がり」と言われれば、「まだある、つむじ曲がり、尻(ケツ)曲がりも加えろ」と言い返すほどの変わり者だ。その性格の変わらないままに、戦中戦後を生きてきたが、敗戦後の世の中の荒れように我慢ならず、副題のように、昭和一桁として気がついたことを独断と偏見を持って書いていこうと思い立った。

 これまで立ち寄ってくださった多くの人の中には、励まして下さる方のいる半面、数えきれない「死ね」の羅列、「てめえ」と罵倒される人たちもいらっしる。どう受け取られても、それは読んでくださった方のありのままの反応として、極力コメントは消さないで残してある。男性の平均寿命は疾うに過ぎたけれど、まだまだあの世からのお呼びは掛かりそうにない。老いの憎まれ口は、これからも変わらず続けていこうと思う。

 《思うところあって、現在コメントは受け付けない設定になっています》。

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2014年4月15日 (火)

入学式欠席の埼玉県立高の女性教諭

《賛否両論で姦しく伝えられる話題だが、巷間騒いでいる視点を離れてへそ曲がりの視点から寸評を。参照で触れるが、子どもの視点から見てみたい。》

 参照 大学入学式と酒に呑まれる花見客 2012/4

 時代、社会が変わったとは言いながら、高校生になる年齢で乳離れできていない子ども、反対に子離れできず子にべったりの親。

 参照に書いたことだが、戦中の旧制中学(受験制度で入学は現在の中学と同じだが、5年まであった)の入学式に、親が顔を見せることなど論外で恥ずかしく、来ないでくれと言い渡したものだった。ブログでも何度か取りあげたが、中学4年(現行の高1)からは少年兵として天皇陛下のため国のために戦争に加われることを誇りとも思ってもいた。時として昼間の戦争ごっこの続きの夢を見、銃剣で突き殺され、うなされて目覚める朝もあった。既に幼いながらも「死」を考える年齢でもあった。軍国少年としては乳離れしていなければ自分の意志で兵役志願などできない。

 誰からも叱られることもなく、甘やかされ権利意識だけは強く、我が侭放題で育てられる平和ぼけした現在のような時代では考えも及ばないだろう。

 その結果、大学の入学式にさえ、親は着飾り、まるで乳飲み子を見守るように、ヘリコプターよろしく前に後にはしゃぎ回る。子の18歳といえば、多くの国では社会的には責任も課される成人、大人なのに。

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2014年3月14日 (金)

社会的な常識

 毎日新聞(3/14)から、

《今朝のテレビを見ていて感じた。父親の突然の死で悲しみに暮れる彼女にあまり辛辣なことは言いたくないが、32歳にもなっていて、公共の電波で話す言葉に父親の死に同情というよりも、アナウンサーの問いかけに答えるのに、自分の父親を「おとうさん」「おとうさん」と繰り返し何度も連発する言葉に耳を疑った。これまでも随所で書いてきたが、彼女に限ったことではない。近ごろの言葉の乱れは昔の小学生でも上級生になれば、(「パパ」や「ママ」で育つ現在とは違うが、家庭内教育や教師の教えもあった)きちんと使い分けられた「父」と「おとうさん」、(「母」と「おかあさん」も同じだ)を時と状況で使い分ける区別ができないのだ。父の死を悲しむ彼女に同情するよりも、社会的な言葉も使い分けられない彼女に同情する。》

 11日に父栄勝さん(享年61)をくも膜下出血で亡くしたレスリング女子の吉田沙保里(ALSOK)は13日、津市で営まれた通夜の前に報道陣の取材に応じ、国別対抗戦「女子ワールドップ(W杯)」(15、16日・東京)への出場を明言した。涙を流しながら「(代表コーチをしていた)お父さんは絶対に出ろと言う。お父さんのためにも、優勝に力を貸せるよう頑張りたい」と気丈に語った。

 14日は午後0時半から葬儀に参列した後、東京都内で行なわれる計量に向かう。55キロ級五輪3連覇の吉田は今回、新設された53キロ級でエントリーしている。吉田は「新しい階級になって、お父さんも楽しみにしていた。お父さんはれレスリングを優先してきたので、一緒に戦ってくれると思う」と語った。

 11日から練習は行なっていないが、榮和人・女子日本代表監督は「問題はメンタル面だけ。なぜ出場させる、と言われるかも知れないが、本人が決めたこと」と話した。

 参照 23年度「国語に関する世論調査」2012/09
 

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2014年3月 5日 (水)

小便小僧ならぬ・・・

 NHK 衛星放送で長年続いている「世界ふれあい街歩き」という番組がある。
 2008年5月に放映分の『クロアチアのドブロブニク』再放映が4日にあった。現在は60分枠になっているが以前は45分枠だった。録画したあと、DVDにダビングして眺めていた。

 番組の終に近く、高台に上る途中、ウェディングドレスを仕立てる(これまでに街の花嫁の300人近いオーダーのドレスを縫い上げてきたという)寡婦と会話した後、暇(いとま)を告げて城壁を上に向かう途中、婦人の工房の屋上花壇を通り過ぎる途中、それを発見した。

 撮影クルーは興味を惹かれて立ち止まって眺めていると、中の階段から追いかけるように婦人が屋上に顔を出し、「面白いものを見せるわ」と案内したものが、小便小僧ならぬ小便婦人だった。

 「3年前に亡くなった主人が、小便小僧があるんだったら、小便婦人があってもいいや、と造って飾ったのよ」と説明しながら、止まっていた水道水の栓を開いた。女の石像は股間から勢いよく小便を迸らせた。

 女主人は、亡くなった夫のいたずらを懐かしむように語りながら、再びクルーを室内を抜けて海の見えるテラスに案内して、ドブロブニクの景色を自慢した。

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《以前より『小僧』があるのなら、『少女』か『女』があってもよかりそうなもの、と考えていた。世の中には、同様に不公平さを作品に、と考えつく人もいるものだ。或いは考えても、実践して像を創る洒落っ気のある芸術家がいなかっただけなのだろうか。》

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2014年2月25日 (火)

割り勘 あり?なし?

 毎日新聞(2/24)から、

 週末作家。本名・伊藤春香。慶大在学中からブロガーとして活動し、電通に入社。現在は転職し、ベンチャー企業で働きながら執筆・講演活動を続ける。28歳。

《これほど自ら男尊女卑に染まった女性が今でもいることに驚いた。まあ、読んでみようか。まるで小学生か中学生のオツムの綴り方風の文章だ。》

 私(伊藤)が普通だと思っていることで、ネットに書くと必ず炎上することがあります。それは、デートや合コンの時のお会計のことです。

 私は恋愛関係に発展する可能性がある相手の場合は、男性が全部あるいは多く払うのが普通だと思っています。割り勘は、会費が決まっている時か完全にお友達の時が多いです。

 周りを見回すと、それは割と普通の感覚。「例えば合コンで、『1000円だけちょうだい』っていう男の人って、その1000円でいい印象を買ったと思えばいいのに、1000円取ったことで『あの人1000円集めた』って女子は言いふらすよ」とは友人の合コン女王。

《だいたい、今どき男と女の会費に差があること自体男女同権の世の中に反してるよ。女だから少なくていいというのは、女が酒を嗜むことも珍しく、ものを食うことを遠慮していた時代の話だ。現在のように男以上に食ったり飲んだり、果てはメス虎になる女傑も珍しくもない時代に、会費に差があるなんておかしな話だ。》

 お金を払おうとする女子を、胸がキュンとする言葉で制する男性はとってもすてきに思えます。例えば「男が払うから、女の子はいいよ」っていうのはシンプルだけれど、大切に扱われている感じがして、とってもうれしいです。以前、年上の男性に「いつか僕より年上になったらおごってね」と言われたのもセンスがあって印象に残っています。相手がお姫様扱いしてくれると目の前の男が王子様に見えてきます。

《口に出す男も男だが、「男が払うからいいよ」なんて言われたら、「ばかにしないでよ金ぐら払うわよ」って言えるのが現代を生きる女じゃないのか。なんで、自分を蔑んで甘え、喜んでいられるのか不可解だ。男尊女卑そのものの下卑た姿だ。お姫様だって?誰が?日頃言う「男女同権」はどこに置いてきたのか。甘えることは男尊女卑の傘の下に入ることだろう。》

 こういうことを書くと「男は金づるなの?」とか「恋愛もお金次第なんですか?」という批判を頂くのですが、そういうわけではないんです。40代以上の男性は「女の子に払わせるのはナシ」と思っている人が多いみたいですが・・・。これは世代間格差なのか、育った環境の違いなのかいまだにわからずいます。

《若い女の子たちがいう、「薄汚いおやじ」の見栄か、それ故に女の子に嫌われたくないための涙ぐましいが安上がりの投資だろう。》

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2013年12月17日 (火)

田中理恵が引退

 毎日新聞(12/17)

 参照 ロンドン五輪 2012/04/

《またまた、子どもばかりが飛び回る女子体操がつまらなくなる。》

 ロンドン五輪代表女子代表の田中理恵(26)=日体大教員=が現役を引退することが16日、明らかになった。関係者によると、すでに日本体操協会へ報告。17日に正式発表し、19日に記者会見を開く見込みという。

 田中は和歌山北高出身で、日体大から同大学院に進んだ2010年に23歳で世界選手権に初出場。美しい演技を披露した選手に贈られる「エレガンス賞」を、日本女子で初めて受賞した。昨年は4月の全日本選手権、五月のNHK杯でともに初優勝を果たし、兄の和仁(徳洲会)、弟の佑典(コナミ)と三きょうだい揃ってロンドン五輪に出場。女子の団体総合8位入賞に貢献し、個人総合は16位だった。

 昨年12月の豊田国際大会の後は、持病の腰痛もあり選手活動を休養。今春には日体大児童スポーツ教育学部の教員となり、20年東京五輪の招致活動にも加わった。

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2013年10月21日 (月)

南米の熱帯雨林で60種の新種発見

 毎日新聞(10/21)カら、

 参照 生者必滅会者定離 2006/10/18

《7年前のちょうどこの時期、同じく熱帯雨林で植物(ラン)の新種発見の記事がでた。そのとき、参照の一文を書いた。人間の目にさとられたからには、いずれは自然の摂理を越えて早々に消えて行く運命にあるだろう》。

 チョコレート色をした木登りが得意なカエルや、小さな角を持ったフンコロガシなど、60種の新種とみられる生物が南米スリナム南東部の熱帯林地帯で発見された。調査の中心になった米国の環境保護団体、コンサベーション・インターナショナル(C I)が明らかにした。

 Photo この地域は人間の手が加わっていない原生林が残る地域で、C Iの専門家は「生物多様性や水資源の保全、地球温暖化防止の観点から極めて重要な地域であることが分かった」と指摘した。

 2012年3月8日〜29日に行なった調査で、動植物1378種を採集」」。その後の分析で昆虫や魚、両生類など計60種が、新種とみられることが分かった。

 アマガエルの仲間やヤドクガエルの仲間が含まれ、チョコレートに似た色の小型のカエルは吸盤を使ってた高い木に登り、樹上で暮らしていた。体長2ミリ余りの小型の赤いフンコロガシは頭部にシカのような角があるユニークな形だった。

 南米大陸北部のスリナムは国土の95%が森林に覆われ、豊かな自然が残ることで知られるが、鉱物資源の採掘、道路やダムの建設計画などによる自然破戒の懸念も高まっている。

《人間による地球破壊が欲望のままに止むことはないだろう。》

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