2010年12月 3日 (金)

携帯無料ゲームの裏

 毎日新聞(12/3)から、
 乗物でのマナーモードという言葉が理解できず、なぜ、電源を切っているのにあれほどのにんげんたちが不健康な姿勢でケータイと睨めっこしているのか分からなかった。「電源を切ってマナモードにして下さい」とは受信音を鳴らさないだけのものと知ったのはつい最近のことだ。

 その程度の知識なのだが、メディアが態々、無料ゲームの市場が1000億円を突破したカラクリを取り上げているのは、日頃ゲームで遊んでいる人間どもも迂闊にも知らないことなのだろうか。ついつい記事に目を通してみたくなった。

 「モバゲー」「グリー」など、携帯電話の無料ゲームのテレビCMが、最近特に目立つ。不況の折、携帯無料ゲームは、年間数百億円単位で売り上げを伸ばしているという。無料のゲームで、どうしてそんなに儲かるのか。なぜCMがあんなに多いのか。

《興味がないせいだろうか、テレビCMで携帯電話のゲームなど目にしたことがない。NHKに限らず話の種には民法も結構見ているのだが一度として見ていない。》

 東京六本木ヒルズにある交流サイト運営会社、グリー本社。巨大フロアにパソコン数百台が並び、20〜30代の社員がキーボードを叩く。主力の釣りゲーム「釣り★スタ」の開発チームの男性社員(27)は「どうしたら釣りたくなるかといつも考えている」と画面を見つめる。

 04年創設のグリーは「釣り」を始めた07年ごろから会員数が急増。08年春からのテレビCMもあって10年6月には2000万人を突破した。06年に3億円の売り上げは、今期は540億〜600億円を予想している。

 ライバルの交流サイト「モバゲータウン」を運営するのはディー.エヌ・エー(デ社、東京都渋谷区)だ。昨年10月、敵を倒しながら仲間を増やしていく「怪盗ロワイヤル」を開始し、売り上げが急増。昨期の481億円が今期は上半期だけで500億円を超えている。会員数もグリーとほぼ並ぶ。

 CMデータを扱っているゼータ・ブリッジ(品川区)によると、10月の関東民放5社のCM放送回数は、グリーが2806本で最多、モバゲータウンのデ社が1501本で2位。2社は今年に入ってCM放送回数上位を独占している。

《なぜだろう、関東に住んでいるのに私の目には全く触れたことがない。》

 「釣り」も「怪盗」も、交流サイトの会員同士がコミュニケーションをとったり、助け合いながら進めるゲーム。いずれも無料で始められ、操作は簡単だ。ゲームを進めると道具(アイテム)を買いたくなる仕掛けがミソだ。

 例えば「釣り」では、仲間と一緒に釣り大会に参加する一方、竿は使い込むと折れる。無料のを竿を続けるか、より釣りやすい竿(100円〜)を買うかを選べる。道具には大物が釣れるルアー(疑似餌)1000円、究極の釣り竿2000円などもある。

 ただ、アイテムを購入するゲームはパソコンにもあった。何が違うのか。

 記者も3週間ほど利用してみた。最初は何が面白いのか分からなかったが、仲間ができ、短い挨拶文を送るようになると、通勤中の電車でも携帯をつい開いてしまう。

《私には考えられない時間の利用の仕方だ。もっとも現役当時利用していた朝の地下鉄は、両手でしっかりと吊り革か手すりを握っていないと体が維持できなかった。当時はソニーのカセットテープを使ったウォークマンが流行しており、通勤中のサラリーマンの多くは目を瞑っていても、耳からの音で癒されていた。時には、イヤホンから漏れてくる音がうるさくて、トラブルは絶えず起っていたが。ただ、活字好きの私は片手が空いていれば、出勤或いは帰宅時間こそ読書の時間(片道ほぼ2時間弱)で、多くの本は電車の中で読破していた。》

 3年前にモバゲーを始め、毎日、仕事の合間にゲームをする板橋区の男性社員(27)は「一言で言えば暇つぶし」と話す。非常に手軽なのだ。デ社の広報担当は「隙間時間で使える新しいエンターテインメント」と言う。

《「仕事の合間」とはどんな時間のことだろうか。私たち世代には「合間」という考え自体が存在しなかった。遊び時間があるなんて随分のんびりした暇で楽な職場のイメージしか湧かない。》

 ゲームを続けるにつれて、有料の道具の方がうまくいく場面が多くなった。道具を買う人がより有利になる仕組みで、無料の道具を使う会員に対して“優越感”に浸れる。

《「皆と同じ」付和雷同が一変して「俺は違う」に取って代わる。幼いときからお手てつないで横一線のゴールインで、勝負を無いものとして育てられる教育だが、やはり人間の抜け駆けの心だけは放っておいても育つもののようだ。ゲームは巧にその大衆心理を利用して巨大利益を生むためにより面白いものに作り替えられていくのだ。》

 ゲーム産業に詳しい新清士・立命館大非常勤講師は「利用者の5〜10%が有料の道具を買っているといわれており、利用者数が大きいので集まるお金も増える。デ社やグリーは今後、スマートフォン(多機能携帯電話)に拡大し、海外にも進出していくだろう」と指摘している。

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2005年12月28日 (水)

玩具に異議

ごく最近テレビに出て来る気持ちの悪いタレントがいる。短パンで両手を広げ、何か訳のわからない声を上げて腰を振る。吐き気を催す仕草だ。何故こんな気狂いがテレビに写るようになったのだろう。大体何が面白くてみている人間が嬉しげに笑うのだろう。笑える要素など微塵もないと思うのに。最近のお笑いタレントと呼ぶ有象無象の特徴に、やたら体をくねくねと捻り、訳もなく絡み合い、叩きあう仕草が目立っているように見える。

以前(昭和41〜47、8年頃)一世を風靡した「コント55号」というお笑いがあった。舞台狭しと走り回り、飛び回り、お互いを蹴りあい、叩き合った。現在二人はコンビこそ組まないが(解散もしていない)、それぞれ別の道で活躍している。1人は職業人野球チーム“ゴールデンゴールズ”を率いる欽ちゃん(萩本欽一)、もう1人は俳優業にも転進して活躍する二郎さん(坂上二郎)だ。このコンビが人気を博したのは二人の軽妙な掛け合いの語り口にあった。ツッコミとボケ、お互いの洒脱なセンスに引き込まれたのだ。続いてはやすきよ、オール阪神巨人たちがが続いた。

吉本が東京に進出し、若手を育てて来たが、この頃から掛け合い漫才に喋りの面白さが失われて来た。単に走り回り、叩きあい、表情を作り、目で見るだけの粗製濫造のものに成り果てて来た。どこにも可笑しさも面白さもなく、ただ単に体がくねくねと動くだけになった。愉快な会話もなく、掛け合いもない。まともな人間ならやらない、見せない、動きを見せて定められた時間を終える。面白くもない極端なお笑い芸に、先に書いた不愉快な1人の男が現れた。これが又現在の若者たちに受けているように見える。こちらの頭が可笑しいのか、見て笑える頭がまともなのか、わからない。

この男、レイザーラモンHGなる名前からして無国籍のような名を持つ。この男をキャラクターに使った「爆笑問題のバク天!黒ひゲイ危機一発」(樽に剣を突き刺し、中の海賊が飛び出したら負け、という「黒ひげ危機一髪」のHG版)と名付けられた玩具。これを作ったメーカー「トミー」に対し、同性愛者の性的少数者の教職員でつくる「セクシュアルマイノリティ教職員ネットワーク」(STN21、本部京都市)が、同性愛者差別を助長するとして、発売中止を申し入れた。

STN21はカタカナ言葉にしているが、日本語にすればそのまま性的少数派教職員の団体だ。社会的認知はまだない。男にしろ女にしろ同性を好きになることには当人たちの勝手、好きにすればいいことだ。しかし、私が例えば男に言い寄られればこの上なく気持ちが悪くなるのは避けられないし、まして若しも私の子どもがこの手の人の教育を受けなければならないとすれば、即座にクラス替えを要求する。被害は未然に避けるのは当然のことだ。自然界はお互いに異性に惹かれるように作られ(最近の研究では約90%)、成り立っている。彼らの言い分は「この玩具は同性愛者やそれを連想させる人物を樽に入れて剣を突き刺して楽しむ玩具は差別で、子どもたちに同性愛者は差別してもよい」との意識を植え付ける恐れがある、との言い分だ。これに対し、トミー広報チームは同性愛者を突き刺して楽しむとの認識はなかった、差別の助長には当たらない、と見ている。

私ははっきり云ってこの人たち同性愛者には大いなる偏見を持つ。これこそ人の考えは自由だ。それよりキャラクターになっているレイザーなんとか、こんな下らないタレントこそ早く玩具ごと消えればいい。

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