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2015年3月 2日 (月)

欠陥自転車の事故多発

 毎日新聞(3/2)から、

《戦前から随分長らく自転車を利用してきたが、粗製濫造の時代から今に至るまで、運転ミスなら知らず、自転車の欠陥が元で事故が話題になったことなど知らなかった。》

 欠陥や設計ミスが原因の可能性がある自転車に事故が相次いでいる。独立行政法人・製品評価技術基盤機構(NITE、東京)が把握するだけでこの10年間に367件起きた。229人が怪我をし、重傷を負ったり後遺症になったりするケースも少なくない。NITEは専門店などでの定期点検の必要性を訴えている。

 NITEは経済産業省や各地の消費生活センターから事故の報告を受けている。NITEによると、自転車そのものの欠陥が原因の可能性があるものは2004〜13年度に計367件だった。各年度15〜68件起きていた。

 自転車が走行中に突然壊れたり、転倒したりするケースが大半だ。考えられる原因で最も多いのは、亀裂が入るなどの強度不足が106件。組み立て段階での取り付け不備・締めつけ不足が58件、部品などの加工不良が32件と続いた。

 367件の事故で自転車に乗っていた229人が怪我をし、重傷者が57人、軽傷者が172人だった。死者は出ていないが、障害など後遺症になるケースもあった。

 茨城県つくば市では08年、イタリアの有名自転車メーカー「ビアンキ」の製品の前輪が走行中に外れて転倒、乗っていた男性が頸椎を損傷する事故が起きた。男性は首から下が麻痺する障害が残り、東京地裁は13年、メ−カー側に約1億8900万円の賠償を命じた。その後、メ−カー側の解決金支払いで東京高裁で和解が成立した。愛知県では11年6月、30代男性が走行中にサドルを固定するボルトが突然折れ、転倒し重傷を負った。

 

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