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2015年2月 3日 (火)

秋葉原殺傷 死刑確定へ

 毎日新聞(2/3)から、

 参照 秋葉原殺傷 2審も死刑 2012/09
    平成21年版犯罪白書 2009/11
    秋葉原事件 2008/06

 司法の判断は最後も極刑だった。東京・秋葉原で2008年、7人が死亡し10人が負傷した無差別殺傷事件で殺人罪などに問われた元派遣社員、加藤被告(32)の上告審判決で、最高裁第1小法廷(桜井龍子裁判長)は2日、被告の上告を棄却した。小法廷は「社会に与えた衝撃は大きく、遺族の処罰感情も激しい。結果は極めて重大」と述べた。1、2審の死刑判決が,確定する。

 小法廷は被告の動機を「派遣社員として職を転々とする中で社会へ不満を募らせ、孤独感を深めた」と指摘。「没頭したインターネットの掲示板で嫌がらせを受けて強い怒りを覚え、嫌がらせが重大な結果を招くことを知らしめようとした」とし、「経緯に酌量の余地は見出せない。強固な殺意に基づき残虐」と述べた。

 弁護側は「被告は居場所だった掲示板で存在を否定され、急性ストレス障害になった」と主張。心神耗弱などを理由に死刑回避を求めていたが、1、2審は被告の完全責任能力を認めていた。

 1、2審判決によると、加藤被告は08年6月8日午後0時半ごろ、東京都千代田区外神田の歩行者天国の交差点にトラックで突入し、5人をはねて3人を死亡させ、さらにダガーナイフで12人を刺し、4人を死亡させた。

〖被告の「しょぼさ」不条理際立つ〗 
 加藤被告の裁判傍受や友人の取材を基にした著書「秋葉原事件」がある中島岳志・北海道大准教授(政治学)は「被害の甚大さと、加藤被告の『しょぼさ』(さえない様子)が釣り合わない。それが事件の不条理さを際立たせた」と指摘する。加藤被告は著書で現実を「タテマエ社会」、インターネット上の掲示板を「ホンネ社会」とつづり、被告になり済ました人物に掲示板を荒らされたことで「(自分の)命綱が切れた」と動機を解説した。

 中島は「彼は地元にも職場にも友だちがいた」と指摘する。それなのに現実社会で認めてくれる人と本気でつき合えず、人に痛みが分からないから著書で被告者感情を逆撫でした。「こうした被告の『しょぼさ』が大事件を起こすきっかけとなった」。事件を機に、非正規雇用問題やネット社会の在り方が問題視されたが、事件と安易に結びつけるべきではないという。「それよりも、孤独を感じていた加藤被告本人が事件を悔やむような、若者が世間とのつながりを実感できる社会を築くことが必要だ」と提案した。

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