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2015年2月13日 (金)

北海道教委のネットゲーム「禁止日」の設定が話題に

 毎日新聞(2/12)から、《》内は私見

 北海道教育委員会やPTAなどが昨年末から設定した「ノーゲームデー」が波紋を広げている。子どものネット依存を減らすのが目的だが、ゲームで遊ぶ子どもたちに✕印をしたイラストをチラシやホームページに載せて呼びかけたこともあり、「ゲームを否定しているのか」などと批判が続出。道教委は急遽イラストを差し替え、弁明に追われて絵いる。

《北海道教委に限ったことではない。親や保護者たちが、常に子どもの育児監督責任を心がけていれば、何もこのような下らないポスターを作ることもない。そこまでしなければ、家庭内教育や、育児監督が疎かになっている現状を憂えての道教委の対策であったのだろう。》

 道教委が昨年、中高生約4700人を対象にインターネットの利用実態を調査したところ、半数以上が「1日に2時間以上使用」と回答。犠牲にしている時間(複数回答)は
 勉強  ・・ (38%)
 睡眠  ・・ (32%)
 家庭と話す時間(13%)
が多く、約2割がネット依存を自覚していた。

 ネットやゲームの利用時間が短いほど学力が高いとの文部科学省の調査結果もあり、道教委やPTAなどで作った「子どもの生活習慣づくり実行委員会」は昨年12月下旬から毎月第1、第3日曜日を「ノーゲームデー」と設定。体を動かす遊びや読書、家族団らんの時間を大切にし、家庭でネット利用のルール作りをするよう促した。

 ところが、短文投稿サイト「ツイッター」で「ゲームをしている人でも頭がいい人はいる。子どもの自由を奪う活動はよくない」(大学生)、「必要なのはゲームを通じて親子が触れ合う機会(2児の父)、「『なぜ子どもはゲームをやりたがって、勉強をやりたがらないのか』を分析すればいい。単に排除するだけでいいのか」「別の2児の父」などと話題になった。道教委には批判の電話やメールも十数件寄せられたという。

《目くじら立てて反論する問題ではない。子どもたちが勉強したがらないのは、単純に遊びたいだけのことだし、30日間毎日2時間もするゲームを月に2日だけお休みにしましょう、というのは、子どもに生活のルール作りの基本的な「制約」を教えることの初歩的な家庭教育だ。家庭内でこの程度の習慣づくりも教えられない子どもたちが、依存症に陥り、風呂の中や寝床にまでスマホを持ち込むところまで嵌ってしまうことになるのだ。》

 道教委は「『ゲーム禁止』という印象が独り歩きした。インターネットやスマートフォンも含め、あらゆる電子メディアとの付き合い方を見直そうとの取組みの趣旨が十分に伝わらなかった」と困惑。チラシやホームページのイラストについては「ゲームを否定しているとの誤解を招く」と、家族団らんの絵柄などに変更した。

《誰からも注意もされず、甘やかされるだけ甘やかされて育つ子どもには、この程度の注意では効き目はないと思うのだが。》

 メディアと教育に詳しい藤川・賭場大教授(教育方法学)は「『ノーゲームデー』という名称はゲームを目の敵にしていると誤解されやすい。『体験活動の日』など前向きな名称にすべきだった」と指摘。辻井・筑波大教授(社会学)は「1人で楽しむためのゲームなら『しない日』を設けるのも有効だが、友だちとのつながりを求めてするゲームや『LINE』などの無料通信アプリの場合は簡単に制限できるものではない」と話す。

 ノーゲームデーは、さいたま市教委や東京都葛飾区教委なども設定しているが、批判的な意見は寄せられていないという。奈良県教委は2011年度から実施していたが、「ゲームをする時間を決めるのは本来は家庭の役目」として、13年度限りでやめた。

《奈良県教委だけは子どもの家庭内教育をまともに理解しているようだ。このような遊びの制約は、保護者、親の育児責任、家庭内教育の躾けの範疇の問題だ。大学教授がいちいち小賢しい意見を述べる問題ではない。》

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