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2015年1月22日 (木)

祖母・母殺害少女を医療少年院送致に

 毎日新聞(1/22)から、

《人間の特性を作り上げるのは持って生まれた遺伝か、生まれ育った環境による影響か。相反する考え方があるが、現在の世の中の各方面で惹起する多種事件を見れば、個人的には環境説をとらざるを得ない。》

 北海道南幌町の自宅で昨年10月、祖母(当時71歳)と母親(当時47歳)を刺殺したとして、殺人の非行内容で札幌家裁に送致された高校2年の女子生徒(17)について、同家裁は21日、医療少年院送致とする保護処分を決定した。決定理由で栗原裁判長は「祖母と母から虐待を受けていた事実があり、非行(殺害)に至る経緯や動機に影響している」と認定。検察官送致(逆送)をして刑事責任を問うよりも、治療などによる社会適応が必要と判断した。

 少年法は、故意に被害書を死亡させた16歳以上の少年は原則、逆送すると規定。考慮すべき事情がある場合は例外的に保護処分にできるとしている。

 付添人弁護士によると、生徒は虐待により心的外傷後ストレス障害(PTSD)になっているという。

 栗原裁判長は決定理由で、生徒には事件当時、完全に責任能力があったと認定。「原則として逆送すべき事案。結果は極めて重大で、計画性も認められる」と前置きした。そのうえで、虐待が及ぼした影響を指摘し、「精神状態や年齢を考えると刑事処分は相当でなく、医療少年院に送致して治療や矯正教育で社会適応を図るべきだ」と判断した。

 付添人弁護士によると、生徒は幼少時から祖母と母親から虐待を受けていた。6歳ごろには祖母から複数回、足払いされて転び、頭に血腫ができた。

 通報を受けた岩見沢児童相談所は、児童福祉法に基づき自宅訪問や面談を重ねた。だが虐待は続き、高校入学後は、暖房設備がない自宅敷地内のログハウスで生活させられるなどしたという。

 弁護士によると、生徒を調査した家裁調査官は報告書で「壮絶な虐待」と記したという。弁護士は「決定は治療を受けながら更生にもつながり、順当な判断だ」と評価した。

 決定などによると、生徒は昨年10月1日未明、自宅で寝ていた祖母と母親の首を包丁で突き刺すなどして殺害した。

 札幌地検は鑑定留置の結果、生徒の刑事責任能力に問題はないと判断。昨年12月25日に家裁送致した。生徒の同級生や保護者らは、社会復帰の機会が損なわれないよう、公開で裁判を行わないことを求める嘆願書と計約1万9000人分の署名を地検と家裁に提出していた。

《同情するのはいいが、ただ、当人が矯正できるかどうかは別問題だ。》

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