昨年の刑法犯認知件数 全国ワースト4位(埼玉)
<参考:昨年1年間の全国刑法犯認知件数>
警察庁は8日、昨年1年間の刑法犯認知件数(速報値)が121万2240件だったと発表した。前年(131万4140件)比7・8%減で、12年連続の減少。年間で130万件を下回るのは1979年以来となる。罪種別では窃盗89万7309件と初めて90万件を切り、戦後最少を記録した。最多だった2002年(237万7488件)と比べると、車上狙いや自転車盗が大きく減っており、警察庁の担当者は「街頭犯罪対策や防犯意識の高まりが影響しているのではないか」とみている。
2013年に戦後初めて1000件を下回った殺人は同12・4%増の1054件。刑法犯の罪種についrて、殺人や強姦などの凶悪犯 ▽贈収賄や詐偽などの知能犯 ▽窃盗犯 ⎯⎯などの5種類に分けたところ、知能犯だけが増加。振り込め詐欺が同22・2%の1万1241件に上ったことなどが影響したと見られる。
一方、摘発件数は同6%減の37万600件、摘発人数も同4・3%減の25万1178人だった。いずれも10年連続の減少。検挙率は0・6ポイント増の30・6%だった。
毎日新聞(1/18)から、
埼玉県警は、2014年中の県内の犯罪状況(速報値)を発表した。刑法犯認知件数は前年より7295件少ない7万6859件。ピークだった04年以降10年連続で減少したが、東京、大阪、愛知に次ぐ全国ワースト4位(前年も同順位)で依然として高水準にある。なかでも振り込め詐欺など「特殊詐欺」の増加が著しく、前年より26・5%増えた。
昨年中の刑法犯検挙件数は前年比2389件減の2万1300件で、やはり全国で4番目に多かった。検挙率は同0・4ポイント減の27・7%だった。
警察官100人当りの刑法犯認知件数は678・1件で、大阪に次いで全国で2番目に多かった。警察官100人当りの検挙人員は134・1人で、同じく全国2位の高い水準だった。
殺人や強盗、放火、強姦など重大な6犯罪に限定すると、認知件数は1054件で前年比95件増加。検挙件数は76件増の751件だった。検挙率は71・3%(前年比0・9ポイント増)で、2010年以降5年連続で70%を超えた。
罪名別の認知件数は、放火が89件(同58件増)と大幅に増加。73件の殺人(同27件増)や295件の強盗(同19件増)も増えた。強姦は79件(同4件減)だった。
詐欺の認知件数は2114件で、前年比443件の大幅増。増加分のほとんどが振り込め詐欺や投資詐欺などの特殊詐欺だった。
一方、窃盗の認知件数は5万6920件(同6350件)で、02年の14万6175件をピークに03年から12年連続で減少。なかでも自動車盗は858件(同831件減)で半減した。ひったくりも608件(同276件減)で大幅に減ったが、検挙率は56・4%で前年比20・7ポイント低下した。
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