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2014年12月 5日 (金)

「開運商法」被害深刻

 毎日維新分(12/5)から、《》内は私見

《吉、大吉の籤レベルで一喜一憂の話なら可愛げもあるが、大金を投じて「運を買おう」などとは虫が良すぎる話だ。結果、「騙された!」と泣きをみるのも運試しと諦めるが良い。》

 雑誌広告で「機運が上がる」と宣伝したブレスレットなどを購入した人に高額の祈祷料を払わせる「開運商法」の被害が深刻になっている。東日本大震災以降に被害の相談が急増しており、被害者が請求された契約金額も平均約100万円となり右肩上がりだ。

 「何となく期待してしまい、お金を払ってしまった」。関東地方に住むパート従業員の30代女性は2010年秋、雑誌の広告に目がとまった。運気が上昇すると謳うブレスレットの通信販売だった。「宝くじで大当たりした」などと喜んでいる購入者の体験談も載っていた。

「私もマイホームが持てるかな」。そんな思いから約2万円払ってブレスレットを申し込んだ。間もなく自宅に届いた包には「使用前に電話してください」と書いてあった。電話をかけると「霊能者の弟子」と名乗る男性が出た。

 指示通りにブレスレトを着けて宝くじを1枚買った。結果は外れだった。男性に電話すると、「原因を調べるので顔写真を送ってほしい」と言われた。

 しばらくして電話があった。男性は「左肩に霊1体、右足に生首五つがついている」と神妙な声で除霊を勧めた。女性は数年前、右足の湿疹に悩まされたことがあった。夫が1、2年前にリストラされたのも霊のせいだと言われ、怖くなって除霊を依頼し、言われるままに90万円を振り込んだ。

 除霊の日、男性は電話で「これから遠隔除霊する」と告げ、女性に石を自宅玄関に蒔くよう指示した。2時間後、男性は「除霊が終わった。霊が大きくて大変だった」と息を切らせて言った。女性は再び宝くじを買ったが、また外れた。

 女性はその後も、男性に勧められて置き石を3個を計100万円で購入した。別の男性にも「自宅に霊場がある。除霊してもまた霊が来る」と脅かされ、祈祷名目などで約170万円を支払った。

 3カ月で約360万円をつぎ込んだところで家族に指摘され、騙されたことに気づいた。民事訴訟を起こし、280万円の返還で和解した。女性は「除霊で宝くじに当たると説明され、信用してしまった」と悔やんだ。

 女性が訴えた業者は大阪地検特捜部が脱税事件で摘発した大阪の開運グッズ販売業者「アドライン」グループだ。グループは女性誌や写真週刊誌に広告を出してブレスレットや数珠を1個1万円ほどで販売、購入者に高額の祈祷サービスを奨める手口で億単位の収益を上げていた。

 国民生活センターによると、開運手法を巡る被害相談件数は東日本大震災が発生した2011年以降に急増している。契約をしていた人の75%が女性だったという。

 相談件数は11年度は1234件で前年の629件から倍増した。12年度は1585件、13年度も1315件の相談が寄せられた。

 1人当たりの契約平均額も年々上昇し、13年度は04年度の8倍となる約100万円に上った。センターの担当者は「震災や不況による社会不安が背景にある。一度契約した人がリピーターになり、より高額の契約を結んだのでは」とみている。

 開運商法被害弁護団の川井弁護士(第2東京弁護士会)は「追加の商品やサービスを勧められた場合は特に注意が必要だ。実在する宗教法人の名前を出して信用させるなど手口は巧妙化している」と警告している。
 

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