ひき逃げ3日後の出頭、飲酒検知なしで有罪
毎日新聞(12/20)から、
《飲酒運転でずる賢く立ち回っても、裏付けが取れれば有罪となる、ということ。》
北九州市小倉南区で今年10月、轢き逃げ事件を起こして3日後に出頭し、道交法違反(信号無視、報告義務違反)容疑で逮捕された男について、福岡地検小倉支部が証言などから飲酒を裏づけ、自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)罪を適用し、福岡地検小倉支部が有罪判決を出していたことが分かった。飲酒した店や同席者を調べて飲酒量を特定した。福岡県警によると、5月施行の同法で飲酒検知できないまま起訴されたのは全国初という。
男は小倉南区、鉄工業、岡大介被告(35)。判決などによると、10月2日午前6時ごろ、同区内で、飲酒して軽ワゴン車を運転し、赤信号の交差点に進入。同区の無職女性(当時50歳)に軽傷を負わせた。岡被告は事故後に逃げたが、3日後に県警小倉南署に出頭。同署は7日、道交法違反容疑で逮捕した。
同署は岡被告の供述をもとに、店の伝票や同席者の証言から、1日深夜から2日早朝にかけ、居酒屋など4店に立ち寄り、ビール1・6㍑以上、芋焼酎2杯、テキーラ1杯を飲んだことを確認した。
体重や飲酒量、経過時間からアルコール摂取量を推計する「ウィドマーク方式」で、運転時に呼気1㍑当り0・21〜0・98㍉㌘(基準値0・15㍉㌘)のアルコールが検出される状況だったと結論づけた。
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