今年の秋冬の流行色はモノトーンか
9日、昼食時、何気なくテレビを眺めていた。今年の秋冬の女性ファッションの流行色が話題だった。街なかに出て道ゆく人にインタビューも混じった。話を聞き、見ているうちにおかしくなってきた。私の世代が現役の頃、男性の背広の殆どはネズミ色だった。通勤ラッシュの電車の中、街を歩く大勢のサラリーマン、ビルを出入りする男性たち。ファッションに多少とも蘊蓄(ウンチク)を持つ人たちの言は、称して『どぶネズミ色』と皮肉った。私は数着の背広を仕立てたり、吊るしを購入したが、1着を除いてはすべてモノトーン(無彩色、モノクロトーン)のネズミだった。
テレビで語る女性ファッション界のリーダー?の推奨するカラーはその“グレー”(いわゆるどぶネズミ色)だ。時代は代わって今年のどぶネズミは雄から雌に移るようだ。テレビで語る女性はモノトーンのコーディネートについていろいろとアドバイスを口にするが、ネズミ色に合わせる色はなかなか難しい。色彩学的には朱、橙、黄のような系統の色が最適だが、コーディネーターのおっしゃるには、当人の顔の色なども考えなければならないようだ。さて、どんなネズミさんが街なかを歩くやら見るのも一興。
・余計なことだが、モノトーンが使われているブランドが幾つかあるようだ。
アン ドゥムルメステール
コスチューム ナショナル
ロム デ ギャルソン
シャネル
ステファン シュナイダー
オブジェスタンダール
ヒステリックグラマー
ソーイ
ナオキ タキザワ
マルケッサ など計20ブランド以上。
テレビを見ていて特に気になった。
若い女性たち、街頭インタビューを受ける姿が如何にも貧相でみっともない。1人で、友人と、母親となど、何組か写ったが、皆一様に、つま先を内側にして立つから、かかとが開いて湾曲した足の膝が開く“がに股”ポーズだ。いつも気になっているが、10人中、8、9人はこれだ。
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