インフルエンザ早くも流行期
毎日新聞(11/28)から、
《記憶を辿っても、インフルエンザどころか小児期を別にして風邪(といえば、甘い水薬が飲みたくて、大袈裟に風邪と偽って、父の勤めていた会社の医局で、調薬してくれる葡萄酒色の飲み薬を飲んだ味が忘れられない)すら惹いた記憶がない私は、ワクチンや予防対策を一度もしたことがない。どうしてこうも毎年毎年インフルエンザだ風邪だと話題になるのか不思議なことに思えるほどだ。マスクというものも、サラリーマンを終えたころ、歯科医で上顎の前歯を抜歯した帰りに医院でくれたのを付けたのが唯一の経験だった。子どもの頃山を走り回って漆にかぶれたことはあるが、杉花粉が飛ぶ季節、雄花の実を幾つか口に含み、細い竹で作った杉の実鉄砲に詰めて友達同士撃ち合い、杉林の中で遊んでいても,花粉症など話しにも出ていなかったし、マスクなど不要だった。》
【閑話休題】
東京都や千葉、埼玉各県や横浜市などが28日までに、相次いでインフルエンザの流行期に入ったと発表した。全国的に例年より1カ月ほど早い12月中旬にピークを迎える可能性がある。国立感染症研究所によると、今年検出されたウイルスの殆どが「A型香港」。高齢者や子どもが重症化することが多い。専門家は予防対策の徹底呼びかけている。
定点医療機関から1週間に報告されたインフルエンザ患者数が、1機関当り1人を超えると、流行が始まったと考えられる。今月17〜23日の報告数は ▽横浜市2・16人 ▽東京都1・92人 ▽埼玉県1・83人 ▽千葉県1・63人 ⎯⎯などだ。東京都によると今季調べた10人全員からA香港型のウイルスが検出された。
インフルエンザに詳しい菅谷憲夫けいゆう病院感染制御室部長によると、A香港型に感染すると他の型に比べ、高齢者は重症化しやすく、肺炎を併発することがある。子どもは、神経や意識障害を伴う脳症を惹き起こしやすいという。また、米国の調査で、ワクチン接種で発病を抑えられるのは、7歳以下は約6割、成人は4〜5割、65歳以上は1割を切る ― とのデータがあるという。
菅谷部長は「高齢者や思い持病のある人は、身の回りにインフルエンザ患者が出たら、タミフルなど抗ウイルス薬の予防投与をした方が良い」と話す。
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