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2014年11月 6日 (木)

増え続ける女性窃盗犯

 毎日新聞(11/5)から、

 Photo 窃盗を繰り返してきた元女性受刑者に対し、保護司や臨床心理士がカウンセリングを行なうプロジェクトを、女性専用の更生保護施設「両全会」(東京都渋谷区)が全国に先駆けて始めた。経済的、精神的問題など盗みに至る要因はさまざまで、再犯防止に向けた指導は容易ではないが、背景にある人間関係や考え方を、見つめ直す力を身につけてもらうことを目指している。

 法務省の統計では、2013年に新たに刑務所に入った女性受刑者は2112人。罪種別では窃盗が884人と最も多かった。窃盗犯が占める割合は増加傾向にあり、10年前の約2倍になった。窃盗で実刑となる人は、過去に起訴猶予や執行猶予となっていることが多く、再犯防止が課題となっている。

 更生保護施設は行き場のない出所者らに一時的に部屋を提供し、仕事や住まい探しを支援する民間の施設、定員20人の両全会でも、近年は入所者の約半数を万引きなどの窃盗を繰り返した元受刑者が占めている。

 そこで、両全会は今年7月から、社会と再びつながってほしいという願いを込めて「リ・コネクト」と名付けたプロジェクトを開始。犯罪歴や性格、障害などの有無などの合わせて個々にプログラムを提供する特徴があり、8人の保護司や経験者がボランティアで協力する。

 入所者は段階別のワークシートを使いながら、目標を考える ▽自分の窃盗を分析する ▽自己理解を深める ▽社会の一員だと自覚する ― ために、週1回のペースで保護司らと面談する。

 ワークシートを作った臨床心理士で、法務省矯正局や少年鑑別所
での勤務経験もある藤野京子・早稲田大教授は「社会から孤立しない環境を整えるとともに、二度とやらない決意や約束をおのおのに合ったペースで繰り返し考えることが、新たな失敗を防ぐことにつながるはず」と話す。

 「リ・コネクト」を受けている60代の女性は窃盗罪の執行猶予中に再犯した。「裁判所でもうやらないと誓ったのにやってしまった。ちょっとなら良いやって思ったし、盗んだら気持ちがすっきりした」と振り返るが、指導を受け「被害者がどれだけ嫌な思いをしたか考えるようになった」という。

 再犯防止のために入所者とどう向き合うべきか長年摸索してきた両全会の小畑輝海理事長は、「長い間、盗みを繰り返した人の思考を変えていく指導は難しい。それでも、もう一度社会の中で暮らしていく自信と勇気を少しでも持ってくれたら」と話している。

《投資対効果をどの程度に考えているのだろうか。何年かかって、何パーセントの更生者が出ればこの企画は成功なんだろうか。実際の社会的現実は、全国のスーパーマーケットなどの万引きによる被害額は4300億円、一日平均12億円(民間調査会社 チェックポイントシステムズ調べ)にのぼっているのだ(11月6日、テレビ朝日 ワイド!スクランブル より)。》

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