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2014年11月18日 (火)

夫の4人に1人が、休日に2時間以上家事を

 毎日新聞(11/18)から、

《実にのどかな風景を想像する。我々世代から思えば、休日に家事仕事など想像もできないことだ。毎月の100時間残業など当たり前、深夜残業に、深夜帰宅なども当たり前、休日はその疲れを癒すためにだけ存在していた。それが昭和一桁世代の働く姿だった。国民休日の数も今よりも少なく、日曜出勤はあっても土曜の休日化はない。過去のブログにも書いたが、労働者の権利、有給休暇を消化するなど考えられもしなかった。私の有給休暇の残日数を合計すれば、まるまる2年間分以上の就労日数に振り代わっている。それだけ働いても私の場合は会社勤めの間に残業手当をもらった経験がない。制度が出来た時点では残業手当が支給されない役職になっていた。その間に精々できたことと言えば、節々にあった永年勤続の記念の数日間続く休暇を利用する家族サービスぐらいで、妻子を初めて飛行機に乗せた国内旅行もせめてもの感謝の旅だった。》

《労働日数の違いは驚くほどだ。大企業は土曜日の休日が多くなり、国民の休日は年間9日を皮切りに、12日が1985年まであり、現在は15日にまで増えている。その後、振替休日や大型連休と呼ばれる休日までも増え、さあ取れ、消化しろと言われても、サラリーマンは有給休暇の使い道に困るほどだろう。》

《しかし、家事仕事は何もしなかった訳ではない。里帰りで生まれた長男が戻ってからは、当時では高齢出産(36歳)の妻は、首の座らない赤子の沐浴を怖がり手が出せなかったせいで、日、夜勤の合間を縫って私の仕事になり首がしっかり座るまで続いた。勿論、当時の布おむつを使う排泄の始末も、子どもに触れる喜びは眠気をも吹き飛ばす喜びで、毎回ではないが手伝っていた。妻は休日に寝る私に気を遣って、子どもがぐずればねんねこに包み、散歩に出て私の睡眠に協力してくれた。家族風呂やトイレの掃除(薬丸裕英“やっくん”もそのようだが)は毎回私の担当で80歳を過ぎた今でも続いている。ただ、心残りはある、普通の家庭のような外出してする子どもと一緒の遊びや遊園地巡りなどは子が成長するまで、一切ないが、留守の時間私に代わり、妻は出来るかぎりのことをして、動物園や遊園地など外の空気を味あわせてくれていた。
 一方、現在のサラリーマン諸君、大袈裟に考えることもない、やろうと思えばいつでも出来る家事を、タイトルのような、たまの休日に2時間の家事手伝いなど、女性の社会進出のせいなどというこじつけは不要だし、誰でもできることだろう。》

 夫の4人に1人が、休日に2時間以上家事をする「家事メン」に・・。11月22日の「いい夫婦の日」を前に、時計メーカーの「シチズンホールディングス」(西東京市)が実施したアンケートでこんな様子が浮かび上がった。中でも20代の夫は4割が2時間以上で、担当者は「女性の社会進出がすすみ、若い世代を中心に『男も家事』という意識が高まっているのでは」と分析している。

 調査は今年10月、全国の20〜50代の既婚男女計400人を対象にインターネットで実施した。

 「休日にどのくらい家事をするか」の質問に「2時間以上」と答えた夫は25%。2005年の同じ調査では15%で、この9年で10ポイント増加した。

 50代の夫の「2時間以上」が12%だったのに対し、30代は28%、20代は40%と若いほど割合が高く、家事に積極的な姿勢がみられた。

 結婚指輪の装着率も聞いたところ「ほぼ四六時中つけている」夫は49%と、06年調査の33パーセントから大幅に上昇。妻は39%で、16年の47%からダウンし、男女で逆転した。つけない理由を聞くと、「仕事の際に邪魔になる」「サイズが合わなくなった」などだった。担当者は「若い男性の間で指輪をする人も増えており、夫の装着率アップの背景といえるかもしれない」と話している。

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