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2014年11月17日 (月)

クロマグロ「絶滅危惧種」に

 毎日新聞(1/17)から、《》内は私見

 国際自然保護連合(IUCN)は17日、絶滅の恐れのある生き物を掲載した最新のレッドリストを公表し、寿司などに使われる太平洋クロマグロを絶滅危惧種に指定した。漁獲禁止などの法的拘束力はないものの、世界最大の消費国である日本は保護策の強化を強化を迫られそうだ。日本人の食と関係が深いカラスフグとアメリカウナギも絶滅危惧種に分類された。今後は太平洋クロマグロがワシントン条約で輸出入の規制対象となる恐れもあり、日本は資源回復に向けて主導的な役割を果たしていくことが求められそうだ。

《1匹1億円などと狂気の沙汰の値のつくクロマグロ。そのため、世界の海を荒し回り、みんなが美味しいと言うから美味しいのだと、まるで味の分からない世代までが武者振りつく。味わうのではなく、高級魚の名と、銭の魅力に魅せられて銭を喰らっているようなのものだ。日本海の新鮮な魚で育った私の舌は、本当に魚類の中で最高に旨いのは『イワシ』だと思っている。マグロ、ふぐなど足元にも及ばない。今回の指定には法的拘束力がないということだが、国際取引の全面禁止など、厳しい拘束力を設けた方がいい。いずれ近代マグロが広く供給されるようになれば、味の違いなど分からない連中が旨い旨いと大いに舌鼓を打つだろう。》

1 IUCNは、これまで太平洋クロマグロを絶滅のそれが小さい「軽度懸念」に分類していたが、再評価の結果、絶滅危惧種の中で3番目にリスクが高い「絶滅危惧2類」に引き上げた。背景として「アジアに集中するすしや刺身のための漁業」を挙げ、未成魚で捕獲されて繁殖の機会が奪われたことによって、過去22年で19〜33%も減ったと推定した。

 水産庁によると、太平洋クロマグロの親魚(4歳以上)の資源量は1961年に推定14万トンあったが、2012年は同2・6万トンに減り、過去最低だった84年の1・9万トンに近づいている。漁獲量の約9割は30キロ未満の未成魚で、日本が6割を占める。レッドリストは絶滅の恐れのある野生動植物の国際取引を規制するワシントン条約の対象種を決める判断材料となる。

 ICUNはさらに、高級魚トラフグの代用として国内の専門店などで流通するカラスフグを「乱獲により過去40年で99・99%hジェッタ」として、絶滅リスクが最も高い「絶滅危惧1A類」に指定した。また、6月に初めて絶滅危惧種入りしたニホンウナギの代用として日本に輸入されているアメリカウナギも、ニホンウナギと同じ「絶滅危惧1B類」に分類した。いずれも日本人の食生活や日本向け漁業の影響が大きいと考えられる。

 絶滅危惧種の指定により太平洋クロマグロの価格は上がる可能性もあるが、国内で流通しているのは他にも大西洋クロマグロ、ミナミマグロ、メバチ、キハダ、ビンナガがあり、マグロ全体の価格への影響は限定的とみられる。

 水産庁によると、太平洋クロマグロは乱獲などが原因で減少し、2012年の親魚の量は役2・6万トンと、過去最低だった1984年の約1・9万トンの水準に近い。一方、大西洋クロマグロは漁獲を規制した結果、資源が回復傾向にある。

 資源管理では、太平洋クロマグロを扱う「中西部太平洋クロマグロ類委員会」の小委員会が9月、重さ30キロ未満の未成魚の漁獲量を02〜04年平均から半減することで合意した。2015年〜適用され、日本などは資源回復のために本腰を入れる。

 ワシントン条約の会合では10年に大西洋クロマグロの国際取引の全面禁止を提案されたことがある。この時は否決されたが、今後の会合で太平洋クロマグロが同様の提案をされる可能性もあり、日本は関係国と協力して資源回復を急ぐ必要がある。


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