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2014年10月 7日 (火)

眩しくないハイビーム開発

 YAHOO!ニュース(10/7)から、

 マツダは夜間走行における認知支援を強化する新世代ヘッドランプ“アダプティブ・LED・ヘッドライト”を開発し(防眩ハイビーム)、7日から開催される「CEATEC JAPAN 2014」に出展すると発表した。

《自身は運転しなくなってから既に3年近くが経過した。たまたま話題のハイビームかロービームかを07年のブログで取りあげたことがあった。茨城県警の夜間ハイビームを奨める記事に、「夜間運転の基本はハイビームか?」と疑問符を付して取りあげた。》

 参照 歩行者が車にはねられる事故 2010/02
    夜間運転の基本はハイビームか? 2007/11

 JAFから離れて時間も経過したが、ホームページからデータをひろってみた。

 「夜間走行はハイビームが基本」(平成25年10月16日)
  〜「ロービームの限界を知る」テスト結果をホームページで公開〜

 JAF(一般社団法人日本自動車連盟 会長 小栗七生)は、「見えない!止まれない!ロービームの限界を知る」と題し、ハイビームとロービム*の視認性を検証する走行テストを動画ホームペジに公開した。

 * 道路運送車両法では、ハイビーム(上向き)を「走行用前照灯」、ロービーム(下向き)を「すれ違い用前照灯」と呼び、通常走行時は走行用前照灯を使用することとされている。

1_3

 暗い道での走行時は、対向車や先行車がある場合を除いてハイビームにするのが基本だが、当該車輛等がない場合にもロービームで走行する多いのが実態だ。ハイビームを使用していないと、障害物の発見が遅れる可能性がある。特に高速走行時に、その可能性が顕著となり、衝突の危険性が高くなる。

 そこで、運転歴20年以上の30〜50代の男女5名のモニターに時速80キロと時速100キロでテストコースを走行してもらい、任意に置かれた障害物までの停止位置を測定し、ハイビームとロービームの視認性の違いを検証した。(時速100キロは、ロービームのみ)

 その結果、ロービームを使用した時速100キロで走行した際には5人中4人が障害物の前では停止できず、ハイビームに比べ、ロービームは視認性が限られることから障害物の発見が遅れることが確認できた。

 JAFでは、対向車や先行車、歩行者がない場合には、ライトを積極的にハイビームにして走行するとともに、ハイビーム・ロービームに限らず、照射範囲内で止まれる速度を心がけるよう呼びかけている。

 テスト条件
  方法 モニターにテストコースを時速80キロと時速100キロで周回してもらい、コース上に配置した障害物の手前でブレーキのみで停止できるか、ハイビームとロービームの違いで検証。
     *時速100キロ時は、ロービームのみ
     *障害物は、黒色の段ボールを積んだもの。
 
 テスト結果      時速80キロ        
   ハイビーム 障害物から最短でもm手前、      
   (上向き)  最長では111m手前で停止

   ロービーム どのモニターも停止位置が大幅に   
   (下向き)  障害物に近づき、2人に至っては  
          停止位置が障害物のわずか1m手前だった。

            時速100キロ
   ロービーム 5人中4人が障害物の手前で停止できなかった。

2013_42_03
   * D:ブレーキのみで回避するテストだったが、ハンドルで避けてしまった。

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