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2014年9月 2日 (火)

女子野球ワールドカップ

 毎日新聞(9/2、3)“なるほドリ”から、

《これまで幾つか辛口の女子野球を取りあげてブログにも掲載した。》

 参照 女子プロ野球 関東進出 2013/01 ほか

 「ENEOS Presents 第6回女子野球ワールドカップ2014宮崎大会」(国際野球連盟主催、毎日新聞社など特別協力)が1日、宮崎市のサンマリンスタジアムなどで開幕し、1次ラウンドの4試合があった。4連覇を目指すA組の日本は前回4強のオーストラリアを投打で圧倒し、14ー0で五回コールド勝ちした。

 女子野球のワールドカップ(W杯)が宮崎市で始まった。2年に1度、女子硬式野球の世界一を争う大会だ。2004年に始まり、今回が6回目だ。今大会には8カ国・地域のチームが参加し、7日間で開かれる。まず4チームずつのグループに分かれて総当たり戦で1次ラウンドを戦い、各グループ上位2チームが2次ラウンドに進む。さらに、その上位2チームが7日の決勝で対戦する。

 Q 日本は強いの?

 A 第1回、第2回大会は準優勝だったが、日本で初開催された08年の第3回松山大会から3連覇中だ。ライバルは米国、カナダ、オーストラリアだが、日本は世界ランキング1位で、今回も優勝候補の筆頭だ

 Q 女子野球のルールは、男子のプロ野球や高校野球とは違うの?

 A 基本的には同じだが、試合はソフトボールや少年野球などと同じ7イニング制だ。塁と塁の間の距離や、マウンドから本塁までの距離など、グラウンドは同じスケールだ。打撃では金属バットの使用が認められている

 Q 日本の女子野球の競技人口はどれくらいかな

 A 全日本女子野球連盟によると、軟式を含めた女子選手は約2万7000人とされる。そのうち硬式は約1800人と少ないが、10年前は500人未満だったから、着実に増えている。社会人野球の茨城ゴルデンゴールズに所属する片岡安祐美選手の活躍などが刺激になったのだろう。チーム数も増え、今年8月に松山市で開かれた第10回全日本選手権には高校、大学、クラブなどの計36チームが参加した。05年の第1回は16チームだった。10年には女子プロ野球も始まり、4球団ある。今回のW杯の代表選手にも7人のプロ選手が含まれている

 Q 女子野球の魅力って何だろう?

 A 想像以上のレベルの高さに驚かされると思うよ。丁寧な守備や、小柄な選手が力強い打球を放つ姿は印象的だ。何より、野球ができる喜びを前面に出してプレーする選手たちを見てほしい。女子は練習環境などが恵まれていないことが多く、野球を続けることを諦めた選手も少なくないだけに、今大会をきっかけに、女子野球が普及していくことを期待したい

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