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2014年9月21日 (日)

「親が吸う」中学生の喫煙多い

 毎日新聞(9/20)から、

《親が放任していれば、子は染まるのも早い。》

 中学生の喫煙行動は親の喫煙に影響されていることが、宮崎県立看護大の江藤教授(予防医学)らの調査で分かった。男子生徒の場合は、友人の喫煙も影響していることが示された。江藤教授らは2007年〜10年、九州の14中学校の1〜3年約4900人を対象に調査を実施した。

 「たばこを吸っているか」との質問に「吸っている」と答えた生徒は全体で3・3%(153人)、男子4・5%(110人)、女子1・8%(43人)だった。

 過去の調査でも、中学生の喫煙率は3%前後だったが、今回は周囲の喫煙状況を合わせて聞いた。

 その結果、保護者の喫煙率は58%で、保護者がたばこを吸わない中学生の喫煙率は2・1%だったが、保護者が吸う場合の喫煙率は3・9%と1・9倍も高かった。

 また「周りに喫煙している生徒がいるか」と聞いたところ、「いない」と応えた男子の喫煙率が3・4%だったのに対し、「いる」と答えた男子の喫煙率は8・6%と大幅に高かった。女子は違いはなかった。

 江藤教授は「たばこについての正しい知識を持てるように、家族への啓発活動が重要であることを示す結果だ。害だけでなく、自分や家族の体を大切にしようと伝えることが効果的だ」と話す。

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