母親は何をしていたのだろう
毎日新聞(8/2)から、
東京都西東京市で自殺した中2の長男(14)に対する傷害の疑いで逮捕された父親の村山彰容疑者(41)が、「24時間以内に首を吊って死んでくれ」と長男に迫っていたことが1日、警視庁田無署への取材で分かった。
村山容疑者が3〜4年前から長男への暴行を続けていたことも判明。田無署は長期にわたる虐待や自殺を迫った発言が、長男の死につながった可能性もあるとみて詳しい経緯を調べる。
田無署によると、村山容疑者は4年前、長男の母親と交際するようになり、2年前に結婚した。長男と血縁関係はない。母親は、長男への暴行について「3〜4年前に同居を始め、すぐに始まった」と証言しているという。母親の同署への説明では、今年6月中旬に暴行がエスカレートし、長男は顔のあざが目立ち、脚を引きずるようになったため、学校に行かせないようにした。同署は虐待の発覚を恐れたとみている。
《母親は、4年前に知り合うとすぐに同居を始めているようだ。そして、暴行はすぐに始まったと話している。それを知った上で結婚しているのだ。ということは、少なくとも長男は、4年近い間、父親と称する男から暴行を受けていたことになる。暴力的な男と知った上での結婚なら、母親として長男を守ってやるのが当然の義務だろう。学校を休ませなければならないほど傷を受けているのを、ただ見ていただけとは恐れ入る。男の虐待の手助けをし、長男の自殺を早めただけで、自殺幇助とも言えるのではないか。それともこの男は仲裁しようとする母親にさえも暴力を振るっていたのだろうか。》
村山容疑者が自殺を迫ったのは、逮捕容疑になった7月29日午後1時から2時にかけての暴行の直後。村山容疑者の言葉通り、長男は30日朝、自室で首を吊っているのが見つかった。
一家は母親と次男を含めた4人暮らし。村山容疑者は「子どもを強くするために以前から殴っていた。自分が殺したようなものだ」などと供述しているという。
市教育委員会によると、長男は6月13日から登校しなくなった。学校の担任は長男に接触を試みたが、村山容疑者は「本人の事情」と説明し、拒んだとしている。
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