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2014年7月15日 (火)

止まない飲酒運転

《酒が造られ売られているかぎり、どんなに厳しい罰則が作られようと、飲酒運転はなくならない。まして、死亡事故を起こしても、1〜15年の刑期で出所すれば、5年間の免許取り消し期間が過ぎれば、再取得が可能だ。酒に呑まれて思考回路がどんよりとした状態で運転事故を起こした人間には、事故の瞬間の恐怖感、罪悪感、記憶すらないだろう。もともと飲酒運転がいけないことを知っていて飲んだ上の結果だ。顧みて、断酒できる酒飲みが、万に1人でもいればいい。こんな現状では何度でも繰り返す可能性があるということだ。このような危険な人間には自らが招いた責任を取らせ、再び車の運転はさせない厳格な立法を望みたい。その後の生きていく術は自分で探せばいい。》

 毎日新聞(7/14、15)から、

 この数日間でも凶悪な飲酒運転による殺人となる轢き逃げが、埼玉県と北海道で続けさまに起きている。
 ▽埼玉県川口市では12日午後10時ころ、同市市民税課職員、松村大貴容疑者(26)が同市安行領根岸の県道で乗用車を運転し、止まっていた同市北園町、井口宣子さん(65)の原付バイクに追突。同市神戸の県道まで井口さんを車体の下の前輪付近に挟んだ状態で約1・4キロ引きずったうえ、路上に放置して逃走。女性は通行人に発見され、病院で死亡が確認された。

 松村容疑者(同市源左衛門新田)は、事故の約6時間後に同県警武南に出頭、自動車運転処罰法違反(過失致死)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕した。その際酒臭かったため調べたところ、呼気から基準値の数倍のアルコールが検知された。「父親の経営する居酒屋で飲食して1人で帰宅途中に事故を起こした」「酒は事故後に飲んだ」と供述しているが、詳しい経緯を調べている。

 容疑者は事故の約5時間前、飲酒していると見られる自らの写真をフェイスブックに投稿していた。投稿は12日午後4時50分。撮影場所は、父親が経営する同市内の居酒屋で、松村容疑者がビールジョックを片手に仲間らしき男性と乾杯しているようすが写されている。写真の脇には「3時から特別営業です」「まだまだ呑まれましょう」などと書き込まれていた。

 県警も投稿を把握しており、松村容疑者が長時間にわたって飲酒した後、同日午後10時ごろ帰宅する際に事故を起こした可能性があるとみている。

 ▽13日午後4時ごろ、北海道小樽市銭函3の市道で、女性4人が倒れているのを通りかかった男性が見つけ、110番した。道警小樽署などによると、4人は札幌市内の病院に運ばれたが3人が死亡、30歳女性が骨折などの重傷。車にひき逃げされたとみられ、同署は現場近くにいた札幌市内の30代の男性について、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)と道交法(救護義務)違反などの疑いで逮捕状を請求した。

 通報を受けた道警捜査員が付近を捜索したところ、現場から数百メートルの路上で左前部が破損した4輪駆動車を発見。車外にいた男に職務質問したところ、「携帯電話を操作していて前をよく見ていなかった」と、事故への関与を認めたという。現場にはタイヤ痕が残っていた。男はアルコール臭がしており、「朝からビーチにいて、酒を飲んだ」と話しているという。

 同署によると、現場は海岸を隔てる防風林内を南北に走る長さ約1・5キロ、幅約5メートルの道。普段は車の通行量が少ないが、この日は海水浴客が行き来していたという。

 事故を起こした札幌市西区、飲食店従業員、海津雅英容疑者(31)は13日午前4時半ごろごろから約12時間、ビーチで複数の仲間と飲酒。買い物のためレジャー用多目的車(RV)を運転中、午前4時半ごろに事故を起こした。彼は事故を起こした後、4人の手当や通報をせず、そのまま店にいってたばこを購入し、同4時45分ごろ、海の家や友人に相談した上で「人をはねてしまった」と110番した。

 梅津容疑者は「事故さえ起こさなければ運転しても大丈夫だと思った。気が動転して逃げた」と供述し、容疑を認めている。

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