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2014年6月24日 (火)

第3のビール

 毎日新聞(6/24)“読みトク!経済”から

 <サッポロ「極ZERO」なぜ販売中止?>
 サッポロビールが、酒税の安い第3のビールとして販売していた「極ZERO(ゴクセロ)」について、国税庁が「第3のビールではない可能性がある」と指摘。同社は酒税の差額分116億円の追加納付を決めた。酒税を決める製法をめぐり、国税庁と意見の相違があった模様だ。
 「ゴクゼロ」とは、サッポロが開発に4年の歳月をかけ、痛風の原因とされるプリン体、糖質をともにゼロにした「世界初の商品」として昨年6月に売り出した。健康志向の高まりを受け、約1年で650万ケース(1ケースは大瓶20本換算)を売る大ヒットとなった。酒税が安く、低価格の「第3のビール」だったこともヒットの原因だ。ところが今年1月、国税庁から「第3のビールではない可能性がある」と指摘された。

Photo Q なぜ?

 A サッポロは「営業上の秘密」として、具体的な中身を明らかにしていないが、「世界初の商品」を造る製法に問題があったとみられる。品質には問題がない。サッポロは現在でも「第3のビールに該当すると認識している」との見解を変えていないが、販売を続けると消費者が混乱するほか、時間んが経つにつれて延滞税もかかってしまうため、販売を中止した。ビールメーカーが酒税をめぐって国税庁と見解が異なるのは異例のことだ。

 Q 酒税はどんな仕組みなの?

 A 「ビール類」は原料や製法などによって三つに区分され、それぞれ酒税も異なる。原料に占める麦芽比率が3分の2以上の「ビール」は350㍉㍑で酒税77円 ▽麦芽比率25%未満の「発泡酒」は47円 ▽発泡酒に別のアルコールを混ぜるなどした「第3のビール」28円。
 酒税法は、これら三つの製法以外で造られるビール類を「ビールと同じ税率」と規定している。国税庁は製法に注文を付けたとみられ、サッポロは77円と28円の差額分の納付を決めた。酒税が安い第3のビールは2004年にサッポロが初めて全国発売し、シェアを大幅に拡大している。一方、ビールや発泡酒は縮小傾向にある。

 Q ゴクゼロは今後飲めなくなるの?

 A 商品名は変えずに、製法を発泡酒に変えて7月15日に発売する。酒税が高くなる分、販売価格は20〜30円上がって、160〜170円前後になる。サッポロは従来計画よりも2割程度売り上げが減少するとみている。

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