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2014年4月24日 (木)

トップ選手4割 月経異常

 毎日新聞(4/24)から、
1激しいトレーニングを積む女性アスリートの4割が、無月経や月経周期の異常を抱えていることが国立スポーツ科学センター(東京)の調査で分かった。無月経は疲労骨折や不妊のリスクを高めるため、選手生命だけでなく、一生の健康にかかわる問題だ。

 調査は2011年4月から12年五月にかけ、ロンドン五輪参加選手156人を含む各競技団体の強化指定選手683人を対象に実施した。このうち53人(8%)が、15歳以上になっても初経が訪れないか、3カ月以上月経が止まっている無月経だった。月経が規則的にこない選手も33%おり、合わせて40%超が異常を訴えていた。

 競技別では、体操や新体操、フィギュアスケートなどの体重管理が厳しい種目とマラソンに無月経が目立った。

 「運動量に見合う食事をとらないことも無月経や初経の遅れを招く原因の一つ。無月経になると女性ホルモンの分泌が低下し骨密度も下がる。そこに強度の運動負荷が加わると疲労骨折が起きます」と同センターの能瀬さやか医師(産婦人科)は説明する。実際、全体の12%に当たる80人が疲労骨折を経験しており、その多くが無月経の多い競技の選手たちだった。

 特に10代は骨の形成に大切な時期。この間に十分な骨量を蓄えておかないと、年をとってからの骨粗鬆症や骨折につながる可能性がある。

 骨の問題ばかりではない。無月経は不妊症のリスクも高める。また、子宮が発育せずに小さいため、妊娠しても切迫早産になるかもしれない。

 無月経の治療ホルモン補充療法が一般的だが「体重の増加を恐れたり、ドーピング(禁止薬物使用)違反になると誤解したりして『引退してから』と治療を拒まれることが多い」と能瀬は嘆く。

 一方、調査ではピルへの理解不足も浮かび上がった。痛み強い月経困難症や、月経前にむくみやイライラといった不快な症状が現れる月経前症候群など、月経はさまざまな形でコンディションに影響を与える。

 そこで無月経の53人を除く630人を対象に、月経周期のうち、どの時期にコンディションが良いかを質問した。すると、具体的な時期を上げた選手は573人(91%)に上り、大半が体調の変化を自覚していたが、体調の良い時期を試合日程に合わせるため、低用量ピルなどで周期を調整している選手はわずか42人(683人中の6%)にとどまった。海外の選手に比べ格段に低い使用率だという。

 日本の選手でもロンドン五輪で月経周期を調整しメダルを獲得した例はあるが、ごく限られたケースだ。「副作用やドーピングが心配という選手もいるが、目立つのは『月経をずらせるなんて知らなかった』という選手たちです」と能瀬は話す。国内で使われている全ての低用量ピルはドーピング禁止物質に該当しない。ピル服用で吐き気や頭痛、血栓症の副作用が出ることもある。選手にはマイナス面も説明し、服用するかどうかを自分で決めてもらう。

 同センターは女性選手専用の電話相談窓口を設けている。20年東京五輪に向け、正しい情報の普及と婦人科受診率のアップを図りたい考えだ。同センターは「選手や指導者の知識が不足している。正しい情報を提供して選手の健康と競技力を向上させたい」としている。

《現在80歳を過ぎている妻の若い35、36歳の夏、子どもと海水浴に出かける予定の日と月経の周期が重なるため、その時は、当時売られていたビタミンEの錠剤を前もって飲むように勧め、海水浴の当日までには月経を終えているように調整したことがあった。少なくとも、私は男だが、その程度の女の身体と薬について、月経周期の調整が可能である知識は持っていた。月経は、早めることも遅らせることも可能であることを、女性自身がそのことについてそれほど無知だとは驚くばかりだ。》

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