入学式欠席の埼玉県立高の女性教諭
《賛否両論で姦しく伝えられる話題だが、巷間騒いでいる視点を離れてへそ曲がりの視点から寸評を。参照で触れるが、子どもの視点から見てみたい。》
時代、社会が変わったとは言いながら、高校生になる年齢で乳離れできていない子ども、反対に子離れできず子にべったりの親。
参照に書いたことだが、戦中の旧制中学(受験制度で入学は現在の中学と同じだが、5年まであった)の入学式に、親が顔を見せることなど論外で恥ずかしく、来ないでくれと言い渡したものだった。ブログでも何度か取りあげたが、中学4年(現行の高1)からは少年兵として天皇陛下のため国のために戦争に加われることを誇りとも思ってもいた。時として昼間の戦争ごっこの続きの夢を見、銃剣で突き殺され、うなされて目覚める朝もあった。既に幼いながらも「死」を考える年齢でもあった。軍国少年としては乳離れしていなければ自分の意志で兵役志願などできない。
誰からも叱られることもなく、甘やかされ権利意識だけは強く、我が侭放題で育てられる平和ぼけした現在のような時代では考えも及ばないだろう。
その結果、大学の入学式にさえ、親は着飾り、まるで乳飲み子を見守るように、ヘリコプターよろしく前に後にはしゃぎ回る。子の18歳といえば、多くの国では社会的には責任も課される成人、大人なのに。
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