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2014年4月12日 (土)

飲酒強要対策、大学本気に

   野生種  スイセン と   チューリップ
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 毎日新聞(4/12)から、

参照 若者飲酒強要で6人死亡 2012/12
   春・桜・酒 2006/03

《酒の強要による若者の死亡事故は、以前より問題になっていた。にも拘らず未だにだらだらメディアが取りあげなければならない情けない実態だ。権力や力でしか自らを認めさせることのできない先輩や上司に出くわした者こそ哀れというべきだ。》

 無謀な飲酒による学生の相次ぐ死亡事故を受け、全国の抱き学の少なくとも30%超が、学内での飲酒に何らかの規制を受けていることが、NPOが行なった初の調査で分かった。2004年以降の10年間で計26人の学生の死亡が確認される状況に、学生の自治を尊重してきた大学側が対策に乗り出した格好だ。

 調査をまとめたのは、依存性薬物の予防に取り組む特定NPO法人「アスク」(東京都中央区)。13年7月に全国の748校に対し、「飲酒の規制の有無」「注意喚起の方法」などを尋ねるアンケートを書面で実施し、321校から回答を得た。

《回答率42・9%。如何に大学側に関心が薄いか、「余計なお世話」程度の問題意識しかないようだ。或いは、「言っても始まらない」の諦観だろうか。》

 調査結果によると、学内の飲酒について規制を設けているのは計243校。「構内は禁止」178校 ▽「学園祭の時期は禁止」36校 ▽「その他の規制」29校・・・だった。その他の規制には「教員の同席が必要」「学内食堂に限って可」などがあった。

 学外での飲酒についても「未成年を含む飲み会の禁止」94校 ▽「飲酒事故防止対策書類の事前提出を求める」26校 ▽「サークル、ゼミ、寮などの飲み会の実態を聞き取った」15校・・・と回答を寄せたうちの約42%が積極的に関わる姿勢を示した。

 具体的な飲酒事故対策を講じた大学もあった。阪南大(大阪府松原市)は、クラブの飲み会で無謀な飲酒を煽るOBを確認し、注意した。東海大(神奈川県平塚市)は今年度の新入生を対象としたガイダンスで「未成年者の飲酒が発覚した場合は厳しく処分する」と通告した。

 一方、自由記述からは苦悩する大学の姿も浮かんだ。注意喚起の時期は「入学時」が246校と最多だったが、ある大学の担当者は「ガイダンスのような限られた時間内に『人ごとではない』と実感してもらうことは困難」。年3回、部活動の主将らが集まる会議で注意を呼びかけている横浜市立大(横浜市)の担当者も「全部員に浸透させることは難しい」とこぼす。

 アスクは「『学生の自主性を重んじる』という傾向の強かった大学が飲酒事故防止の取組みの重要性を認識し始めたと捉えられるが、未だに『学生の自治』や『体育会の伝統』といった壁もあるようだ」と分析。「4月は新入生歓迎コンパの時期なので、特に注意してほしい」と呼びかけている。

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