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2014年4月16日 (水)

校則なくても スマホ規制

 毎日新聞(4/16)から、

《家庭内教育はここまでほったらかしだ。先ずは親がモンスター化して教師をバカにする。子どもは親に右へ倣えとなる。親は子に「教育を受けさせる義務を負う」ことを義務教育ということを「学校が教える義務がある」と勘違いし、親の義務を忘れているのが実態だろう。子どもが小学校に上がるに際し、せんせいのお話は、静かに聞くこと、友達同士は勉強の邪魔になるからお互いにおしゃべりをしないこと、先生はお友達ではないこと、あちこち歩き回らないことなど、最低の心構え程度のことは躾けておくべきことだ。この程度の家庭内教育すらしないまま、そんなことは学校がすること、と何もしないまま放り出す。
 学校が荒れ始め、教室内の統一が取れなくなった背景には、このような親の無責任な子育てがあるのだ。少なくとも教えを受けるせんせいへの尊敬の念を、逆にモンスター親たちが蔑み、吹聴し蹴落としているのが実態だろう。 
 人が生きて行く中での団体生活にはいろいろな規制や制約が存在するが、記事に取りあげられている学校には校則というものが存在していない。家庭内では放任されたまま好き勝手することを当たり前としか躾けられていない子たちが、最低の善悪さえ理解できないのも当然とも思える。》

【閑話休題】
 スマートフォン(スマホ)を常に操作する子どもが増えている。社会問題化する中、校則が殆どなく自主性を重んじる名門校も、ルールを定めざるを得ない状況になっている。神戸市東灘区の私立灘中学高校では、授業中に使ったり鳴ったりしたら没収。私立麻布中学高校(東京都港区)でも、電源を切ってカバンにしまうよう決めた。広がるネット社会と「自由」を守る校風の間で、各校が対応に苦慮している。

《学校の対応も情けない話だ。「自由」をどのように教えているのだろうか。私はブログの中で、自由について事あるごとにくどいほど解説してきた。「自由」は責任が伴ってはじめて自由としては許されるので、放埒や放任や無責任とは全く異なるのだ。言い方を変えれば責任が伴わない自由は自由ではないのだ。》

 不文律でサンダル履きや茶髪などを戒める程度で、自由と自律を重んじる灘中高。しかしスマホの普及に伴い、授業中でも隠れてメールやツイッター、無料通信アプリ「LINE」(ライン)を使う生徒やゲームをする生徒が出てきた。

 そこで昨年2学期、教職員が生徒会に、使い方を見直すよう要請。全校生徒約1200人で集会を開き、①授業中に携帯やスマホの電源を切る。使ったり鳴ったりしたら教師が没収する ②返却は保護者に・・・と、決めた。

 麻布中高も明文化された校則が殆どないことで知られるが、スマホについては2012年ごろから、電源を切ってカバンにしまうようルールを決めた。罰則はなく、正しい使い方の自覚を促すのが目的というが、教諭は「スマホに没頭する生徒が出てきてしまった。放任していると、どんどん使う方に流れてしまう。24時間使えるものなので、家庭の協力も欲しい」と漏らす。

《この期になって家庭教育に期待するのは後の祭りというものだ。このような最低のマナーは幼い頃から躾けられて身につくもの、中高生になってからでは、もう遅い。》

 自由と自立をかかげる武蔵高校中学(東京都練馬区)は、校則こそないが、中学生には授業が終わるまで電源を切り、しまうよう指導。高校生には適切に使うよう自覚を促す。

《あ〜あ、あ〜あ、なんとも情けない学校だ、子どもたちだ。この有様では懲罰付きの軍隊方式の校則復活が望まれても仕方ないか。》

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