衆参140議員、靖国もうで
毎日新聞(4/22)から、
《「俺が一番偉いんだ」と驕り嘯く親分安倍晋三を取り巻く陣笠議員どもが。長々と行列をつくってまたぞろ靖国もうでをやった。戦争を知らない坊ややお嬢たちが、戦犯が神として祀られていることを知ってか知らない振りをしてか、親分が言う「国のために・・・」を異口同音に繰り返す。戦犯たちと、その戦犯たちに「戦って死ね」と言われて死んで行った人たちとを、親分や陣笠たちは祈りの中でどのような方法で区別して祈るのか理解できないが、数を恃(タノ)んだ重ね重ねの「右へ倣え」の既成事実つくりだ。》
【閑話休題】
超党派の国会議員でつくる「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長・尾辻元参院副議長)は22日午前、春季例大祭が行なわれている東京・九段北の靖国神社を集団参拝した。自民党の高市早苗政調会長や井上信治副内閣相、西川京子副文部科学相、高木毅副国土交通相らが参拝した。一方、同会とは別に新藤義孝総務相が同日朝、12日に続いて参拝した。
同会によると、自民、民主、日本維新の会、みんな、結い各党などから衆参議員140人超が参拝した。同会が参拝議員数を発表している1989年以降で最多だったのは昨春の例大祭時の166人。昨秋の例大祭では157人で、今回は過去3番目に多いという。
参拝後に記者会見した尾辻は、安倍晋三首相が21日に真榊を奉納し、春の例大祭に合わせた参拝を見送っていることについて「国のため、国益のためにどうすれば良いのかを判断して行動されるのは、首相のご判断だ」と述べるにとどめた。高市は参拝後、記者団に「私たち日本の存立をかけて尊い命を捧げた方の思いを忘れてはいけない、という立場だ。(中韓両国との)外交問題にしてはいけない」と訴えた。
《「語るに落ちる」とは高市そのもののことだ。わざわざ「外交問題にしてはいけない」と語るのは、常に彼女がそう思っているからに他ならない。それに、日本の存立をかけて命を捧げたのは、一緒に社(やしろ)にのうのうと潜り込んでいる戦犯たちではない。彼らは同胞を「死んでこい」と命じた戦犯たちだ。その戦犯たちが靖国に合祀されているのをどのように考えているのかを、なぜ語らずに、奇麗ごとの言葉で濁すのか。》
新藤は12日、硫黄島の戦没者遺族らでつくる「硫黄島協会」の慰霊祭に合わせ参拝。22日の参拝後、記者団に「戦争で命を落とされた多くの方々に尊崇の念を込めてお参りした」と述べた。
一方、岸田文雄外相は22日の閣議後の会見で、国会議員の集団参拝について「私的な行動であり、政府として何か見解を申し上げることではない」と述べた。
《陣笠議員のすることだ。取り立てて説明することも聞きたくもない。》
〖陣笠議員(じんがさぎいん)とは日本の政界用語であり、議会(国会)や政党の決議を採決するにあたって大物政治家の挙手要員と成り下がっている政治家のこと。近世の合戦において兵士が陣笠をかぶっていたことから。
概要
大物政治家の挙手要員となることによって、派閥の影響力を増大させ、政界や自党への影響力を増大させる。
陣笠議員はスケールが大きい国政案件に対して発案することや自分自身から行動を働きかけることは殆どなく、地元選挙区の陳情や業界団体の要求などスケールは小さいが自分の利害に直接関係のある案件(おらが村の道路や橋を作るレベル)だけを大物政治家を通して実現し、その後の選挙で当選し続けることのみを目標としている。第一与党の大主流派派閥に所属していたり利権との結びつきが強い国会委員会や政策部会調査会を強く希望している場合は、世間からより一層その傾向が強いと見られることがある。当選を重ねていき大臣適齢期になる与党国会議員の場合、国務大臣を待望する大臣病に陥る。晴れて大臣になったとしても軽量ポストの伴食大臣としてであり、短期間で退き二度目の入閣はないのが普通である。〗(Wikipedia から)
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