大学生内定率改善82・9%
毎日新聞(3/19)から、
今春卒業予定の大学生の就職内定率(2月1日現在)は、前年同期比1・2ポイント増の82・9%だったことが18日、文部科学、厚生労働両省の調査で分かった。過去最低だった2011年2月の77・4%から5・5ポイント改善し、3年連続で前年を上回った。
文科省の担当者は「景気の回復傾向で企業の採用意欲が増していることに加え、学生も諦めずに就職活動を続けている結果ではないか」と分析するが、リーマン・ショック前の88・7%(08年2月)からは5・5ポイント低く、内定を得ていない学生も約7万8000人いると推計される。同省は厚労省、経済産業省と連携し、引き続き学生を支援する。
全国の国公私立大62校4770人を抽出して推計した。
大学の校種別や分離別で見ると、国公立大は84・9%(前年同期比1・6ポイント減)、私立大は82・3%(同2・2ポイント増)。文科系は81・2%(同0・8ポイント増)、理科系は90・7%(同3・2ポイント増)で、男女別では男子が82・2%(同0・9ポイント増)、女子は83・7%(同1・7ポイント増)。
地域別では関東が最も高く88・3%(同5・3ポイント増)。次いで近畿83・4%(同0・7ポイント増)▽北海道・東北81・4%(同0・1;ポイント減)▽中部81%(同0・5ポイント増)▽九州74・8%(同2ポイント減)の順。
一方、厚労省がハローワークや学校を通じて調査した14年3月卒業の高校生の内定率は1月末現在で90・7%(前年同月比2・4ポイント増)となり、08年のリーマン.ショック前の水準を回復した。90%を超えるのは1994年以来、20年ぶり。
男子生徒は92・4%(同1・8ポイント増)、女子が88・3%(同3・2ポイント増)。求人数は約25万人(同13・3%増)で求人倍率は1・49倍(同0・20ポイント増)と増えている。求人は、建設業35%、サービス業20%、飲食業17%が前年より増加、内定率上昇の一因となった。
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