« 新藤総務相の靖国参り | トップページ | ナチス戦犯の88歳を起訴 »

2014年1月 8日 (水)

高校日本史必修を検討

 毎日新聞(1/8)から、

《日本とアメリカが戦争をし、その結果日本が無条件降伏をして負けたことを知らない子どもたちがいることを、これまでブログで何度も取りあげ、学校教育の場で日本の近、現代史を教えることの必要性を説いてきたが、憲法を変えてまで戦争ができる国を目指す安倍晋三の今、足元固めには教育こそと、それを行なおうとすることに深く、恐ろしい懸念がよぎる。象徴天皇を元首に戻し、人間天皇が再び神に祭り上げられる恐ろしさが隠されているのではないかと。》

 下村文部科学相は7日の閣議後記者会見で、高校での日本史の必修化について「前向きに検討したい」と述べた。現在、高校の地理歴史では世界史は必修だが、日本史は地理との選択科目となっている。今後、省内で検討を重ねたうえで、今年夏ごろ中央教育審議会に諮問し、早ければ2020年度の全面実施を目指す。

 下村は「英語教育を強化する一方、日本人としてのアイデンティティーを育てるため、日本の歴史や文化に対する教養を備える人材育成を同時に進めることが必要だ」と説明。次の学習指導要領改定で、社会生活に必要な知識や道徳を学ぶ新教科「公共」の創設と並ぶ検討課題とした。

 文科省によると、学習指導要領は約10年ごとに改定される。必須科の全面実施には、新要領を反映した教科書の作成や検定、採択が必要で、要領改定から3年間を要する。現行の高校の指導要領は08年度に改定されたため、次期改定は18年ごろの予定だが、必修科の全面実施を20年の東京五輪・パラリンピックに間に合わせるため、要領改定を1〜2年程度前倒しする可能性が摸索されている。

《確かに、英語は喋ることができても、日本を勉強し、日本語が話せる相手から、日本の歴史や歴史上の出来ごとについて質問を受けても、知りません、わかりません、教えられていませんでは、日本の恥さらしになるだけだと言うことに、遅ればせながら気がついたのだろう。》

 東京都立高校や神奈川県立高校で既に事実上、日本史が必修化されており、文科省はこれらの先行例も参考に検討を進める。

|

« 新藤総務相の靖国参り | トップページ | ナチス戦犯の88歳を起訴 »

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 高校日本史必修を検討:

« 新藤総務相の靖国参り | トップページ | ナチス戦犯の88歳を起訴 »