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2013年12月23日 (月)

52歳。性交痛は年齢のせいか

 毎日新聞 掲載日は前後するが、”Dr.北村の女性クリニックへようこそ”から、

 《いよいよ毎朝配られて、子どもの目にも触れる新聞紙面も、52歳のおばさんの女性週刊誌並みのセックス性交記事で埋められる時代になった。》

 ☐性交痛について教えてください。回数が少ないから起るのか、それとも年齢によるものなのか、夫は若い時から前戯には熱心ではありません。(52歳・女性)

《文脈から推量して、セックスのノウハウも熟知した経験豊富なご夫婦の間の問題のようだが・・・・・》
 回答は同じく、(日本家族計画協会クリニック所長・北村邦夫)

 私どもの協会が2012年、日本のコンドームメーカー「ジェクス」の依頼で行なった調査「ジャパン・セックス・サーベイ」によれば、「セックスの時に痛みを感じるか」の問いに、「いつも痛い」は未婚50代の12・8%、既婚60代の12・3%と高いものの、「だいたい痛い」「たまに痛い」を加えると、未婚女性では若い世代ほど性交痛を経験していることが分かります。性交痛は中高年女性の訴えが多いという従来の常識が覆される結果となっています。

 性交痛の一因は、性的興奮に伴って起る「ぬれる」状態になるまで待てずに、男性が挿入することが考えられます。女性の場合、性的興奮が高まると血液が骨盤腔にドーッと流れ込んで、膣腔全体を取り巻く毛細血管が拡張し充血が起り、血管壁が開いて隙間ができ、そこから潤滑液がポタポタと膣内に垂れることになります。専門書には「額にかく玉のような汗に似た形状」と書かれています。

 したがって、性交痛が起きるのは、中高年女性では動脈硬化が進行している場合か、若い男性が、相手が濡れていないのに、はやる思いを抑えられず挿入することが原因と思われます。もちろん、「性は脳なり」ですから、「避妊もできない」「性感染症予防にも無頓着」では、「この男、信用できないぞ!」と脳から指令があり、セックスを楽しめず、性交痛に悩まされることになるわけです。

 さらに、性交痛がある女性に「痛みをパートナーに言葉や態度で伝えているか」を聞くと、「伝えている」は女性の34・0%(未婚33・5%、既婚34・2%)でした。痛みの程度と「痛みを伝えているか」のクロス集計を試みますと、「いつも痛い」女性は、「伝えている」「ある程度伝えている」の割合が高いものの、統計的に有意な差は認められませんでした。痛みを伝えられないようでは、いいセックスはできるはずもなく、性交痛があると、結局は性的満足が得られない結果になっていることが分かります。

 では、性交痛にどう対処したらいいのでしょうか。

 動脈硬化が進行していないかぎり、念入りに時間をかけて性的興奮を導けるかにかかっています。それでもうまくいかない、あるいははやる気持ちを抑えられないのであれば、いかに「ぬれた」状態をスピーディーに作れるかです。例えば、唾液は有効です。下手に薬用クリームを使ってはいけません。日本人の場合、潤滑ゼリーを使う方が多いという結果も得られています。

 

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