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2013年12月22日 (日)

35歳の草食息子が心配

 毎日新聞(12/22)”Dr.北村の女性クリニックへようこそ”から、

 35歳にもなって、異性にまったくと言っていいほど関心がない長男が心配です。結婚の「け」の字の気配もありません。最近話題の「草食男子」でしょうか。<60歳母から>

 [回答は、日本家族計画協会クリニック所長、北村和夫]
 2010年に僕自身が実施した日本人の性意識・性行動調査「第5回男女の生活と意識に関する調査」で国内外のメディアの関心を最もさらったのが、若い男性の草食化についてでした。具体的には、セックス(性交渉)をすることに「関心がない」「嫌悪している」は、08年と10年との比較では16〜24歳の男性では2倍ほど、25〜29歳で1・5倍ほどに増加するという結果が出たからです。これが「第6回調査」(12年)になると、男性の16〜19歳では29・8%と前回から6・3ポイント低下ものの、20〜34歳では前回より増えたことがわかりました。特に30代前半の男性は、一挙に2・3倍増となっています。これは第5回調査で草食化とくくられた世代が年齢を重ねた結果ともいえます。

 参照 ここまで来ている「草食男子」 2013/10

 20代男性の特徴をさらに分析すると、年齢が若く経験年数が短いとはいえ、「たばこ離れ」「アルコール離れ」が見て取れます。「もともと吸わない」は20〜24歳の52・3%、25〜29歳では40・0%。1週間の飲酒量も「飲まない」が20〜24歳47・7%、25〜29歳41・2%と高率です。携帯やスマートフォンの維持にお金がかかり過ぎて、余裕がないのではと指摘する専門家もいます。これらをみると最近の若者たちは、「酒の過ち」とか「酔っぱらった振りをして」などきっかけにした男女交際は難しくなっているのでしょうか。経済的にも余裕がないわけですから、ワイン片手にフランス料理を楽しむこともできず、女性を口説き落とすことなど夢のまた夢なのかもしれません。

 《調査時期や項目によって、16、20、25〜19、24、29、34歳と、年代によっても世代分類がバラバラで重複する世代もあったり、それぞれのグループの人数も不明だったりして、大雑把過ぎて分析資料としてもいいものかどうか。》

 拙著「セックス嫌いな若者たち」を著するに当たり、20〜30代の男性10人ほどに取材を重ねた。その結果は、
 ▽失敗を恐れている
 ▽メールのやり取りは得意だが異性と面と向き合い話をするのが下手
 ▽仕事に熱中し異性に眼がいかない
 ▽性的欲求はマスターベーションで満足している
 ▽結婚は自由が奪われる面倒な生活だと考えている
などに集約されます。これでは夢も希望もありません。一方、20代の女性はたばこを習慣的に吸っている割合が他の年代に比べて高いこと、酒も「飲まない」割合が低いことが気になります。「若い女性の男性化」が起っているのであれば、これからは女性が男性を口説き落とす番になったのかもしれません。最近では「草も食べない男たち」と更にエスカレーとしているようです。こうなったら、「草食息子」さんには「食われておいで」とでも伝えてください。
 

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