教基法反したら不合格
毎日新聞(11/15)から、
《10日に取りあげたが、中学の公民の教科書を選ぶのに、沖縄・竹富町が米軍基地の記述内容に不満があるとして、地区の協議会が決めた出版社から、独自に選定した出版社に変更し、12年度以降使い続けていることで、文科省は国の介入を懸念しながらも、法改正をする姿勢を強めていることを書いた。》
下村文部科学相は15日の閣議後の記者会見で、教科書の記述に政府見解を反映させるよう、検定基準を見直すことを含む「教科書改革実行プラン」を発表した。2014年度検定の中学用教科書から適用する。主に歴史認識や領土問題などが関係する見通し。教育基本法の理念が反映されていなければ検定不合格とするとしており、従来の検定基準をより厳格化する方針だ。来週開催される教科用図書検定調査審議会で審議を始める。
プランは,愛国心などを掲げ第1次安倍政権で改正された教育基本法の理念を、教科書に忠実に反映させることが主眼。検定基準については、政府見解や判例がある場合は必ず明記することを基本に、通説などその他の記述も妨げない。特定の見解が強調されないよう、他説も取り入れるなどしてバランスを保つ。教科書の記述を全体的に見て、教育基本方の理念が反映されていないと判断すれば、検定不合格とする。さらに、検定、採択に関する各種資料をホームページなどで積極的に公開し、透明性を図るとしている。
《オブラートに包んだような言い回しをしているが、安倍の右寄りの薄っぺらい歴史認識を反映させられ、無闇に「右向け右」の愛国心を振り回されては堪ったものではないし、昔の「文部省検定」一律の教科書しか使えないような時代になっては困る。》
《愛国心って》
参照 自分を見捨てた国 2006/05/
アジア諸国に配慮する近隣諸国条項については、政府全体での検討課題として、今回は触れなかった。
また、沖縄県八重山地方で中学公民教科書の採択権を巡り混乱した問題を受け、来年の通常国会で教科書無償措置法を改正し、採択の一本化ルールを明確化して、再発防止を図る方針も示した。
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