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2013年11月17日 (日)

女性刑法犯、目立つ万引き(13年犯罪白書)

 毎日新聞(11/15)から、

 1法務省は15日、「女性の犯罪・非行」を特集した20123年版の犯罪白書を公表した。昨年、刑法犯で検挙された65歳以上の高齢女性は全年齢層の27%を占め、1993年の6%から20年間で大幅に増えた。特に万引きで検挙される高齢女性が目立っている。

 白書によると、昨年の女性刑法犯6万431人のうち65歳以上は1万6503人で、万引き(窃盗犯)が82%(1万3482人)を占めた。高齢男性の刑法犯のうち万引きは47%で、女性の方が際立って高い割合だった。

 昨年、窃盗罪で刑務所に入った高齢女性は、やはり全罪名の82%に相当する234人。93年の18人から13倍に増え、万引き常習者が相当の割合になるとみられる。万引き含む窃盗には、薬物や性犯罪のような全刑務所共通の改善指導プログラムがなく、個々の施設が独自の再犯防止指導をしている。全国の9女子刑務所のうち、独自の指導をしているのは5施設。法務省矯正局は「高齢女性の窃盗の背景にはさまざまな要因があり、全国一律のプログラムは難しい」としている。

 太田・慶応大法学部教授(刑事政策)は「高齢女性の犯罪増加の背景は経済的困窮や福祉の問題だけでなく、家族や近隣、行政から孤立し、心理的な閉塞感とともに支援を受けられなくなっていることが考えられる。万引きなど比較的軽い罪で起訴猶予となる者も、刑務所から釈放される者も、社会の中で孤立しないよう見守る仕組みが必要だ」と指摘している。

《こと、女性のことになると、その背景をいろいろと数え上げ、書き連ね、自身のモラル欠除や自己責任を軽んじる傾向にまとめようとする。「悪いことは悪い」ことをもっと厳しく知らしめねば早いうちのまともな矯正もできまいが。》

 「イライラが募り、後先のことなんて考えられなかった」。刑務所から仮出所中の女性(67)が取材に応じ、万引きを繰り返していた時の自分をそう振り返った。

 最初の万引きは十数年前。15年ほど別居していた夫が「体が悪い。面倒を見てくれ」と戻ってきたのがきっかけだった。寝たきりの夫から毎日、食べたいものを書いたメモを渡された。仕事をしながら、メモ通りの食品を買って渡す日々。「なぜ、こんな人のために」。お金に困っていたわけではなかったが、怒りで冷静さを失い、惣菜を万引きした。

《そうそう、悪いのは夫、男ということになる筋書きだ。盗みが犯罪であるという認識もない。》

 3回目に店員に見つかった。この時は警察に引き渡されずに済んだが、捕まる怖さをイライラが上回り、やめられなかった。ついに逮捕され、執行猶予判定が決定したが、店に行くと「次は刑務所」という考えも「飛んでしまった」。実刑判決を受け、65歳で初めて刑務所に入り、一年半服役した。

 今は夫から離れ、東京都渋谷区の厚生保護施設「両全会」で生活している。「なんてバカなことをしたのか。理性が働かなかった」と悔やむ。

 両全会の小畑理事長は「万引きの動機は人それぞれだが,地域や家族の絆を失った人が多いように感じられる。ボランティアなど他人と会話する機会をなるべく多く設けるよう務めている」と話している。

 参照 高齢者の万引き 2010/09/

《窃盗、万引きの被害者側から考えれば、そのために閉店にまで追い込まれるケースだって実際にあることだ。彼ら彼女らへの同情など必要ない。容赦なく刑務所へ送り込めばいい。》

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