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2013年10月13日 (日)

ここまで来ている「草食男子」

 毎日新聞(10/10)から、

 いつの時代も恋は身も心もときめく・・・と思っていたら、昨今は独身男性の3割弱が「婚約者、恋人、異性の友人のいずれも欲しくない」という。20代前半の男性の4人に1人は「セッックスに関心がない/嫌悪している」との調査結果も。彼らにはもう女性は要らないのか? 探ってみた。『田村彰子』記

 <「セックスに無関心、嫌悪」25%>
 20代男性が草食化しているとは聞いていたが、まさか個々までとはおも輪mなかった。いかにも「青春」を楽しんでいそうな首都圏の某有名大学男子学生(20)は開口一番「彼女だとずっと一緒にいないといけないので、面倒くさいんです」と話す。「性体験のないヤツは普通にいますし、お互いに別に隠しません。童貞の子? 何人も知ってます。あいつもそうかも」と、その場で別の男子学生(20)を紹介してくれた。こちらの彼も小学生の時に両思いの女の子がいただけで、彼女がいたことはない。

 (性体験なくても平気>
 「今は18歳までに性体験のある人は3割ぐらいだと聞きますし、経験がないことは全く気になりません。女性との付き合いは人それぞれです」とはきはき。学習系サークルに熱心に参加し、暇な時はネットゲームをする。男友だちがいるので寂しくないし、女生とつき合うには「交際費」が足りないという。性欲については「普通にあると思うんですけど、ネットなどで自分で適当に解消してます」と他人事ごとのように答えてくれた。

 厚生労働省は今年9月、白書のテーマとして初めて「若者」を取りあげた。その中にある国立社会保障・人口問題研究所の「出生動向基本調査」などによると、1982年時点で、18〜34歳の未婚男性で異性の交際相手(婚約者、恋人、異性の友人)がいないのは36・8%だった。それが2010年では、18〜39歳で62・2%に。年齢層が若干違うもののなんと25%も高い。しかも全体の28・0%が「交際相手はいないし、欲しくもない」と回答している。

 理由は何か? 同白書によると、20代・30代男性が恋人を欲しいと思わない理由は、1位」・自分の趣味に力を入れたい(55・7%)▽2位・恋愛が面倒(52‥6%)▽3位・仕事や勉強に力を入れたい(36・8%)と続く。

 確かに「面倒」という言葉はあちこちで聞いた。冒頭の彼は数ヶ月前、初めての彼女と1カ月で別れた。理由は「話を合わせるのが面倒くさくなって」。彼によると,男友達は皆「同じような感じ」だ。別の大学院生(24)も約半年付き合った彼女に「前の彼が忘れられない」と言われ、「もういいや」とあっさり別れた。「そもそも自分から女性に告白したことはない。アタックすることを考えると面倒になっちゃうんです」。

 著書に「特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ」などがある、カウンセラーで作家の五百田(いおた)は「IT(情報技術)の発達で恋愛がはやらなくなった」と分析する。フェイスブックやツイッターなどのSNSがなかった時代、「深夜の人恋しさ」から男性たちは彼女を欲しがった。「今はSNSで、いつでも沢山の人とゆるくつながれて、淋しさが埋まればさくっとオフできる。1人の異性と恒常的な関係を結びデートをしなくちゃならない恋愛を、面倒くさく感じるのは当たり前です」。

 <ITの影響/「育ちの良い子」「お子様」/日本は滅ぶ……>
 同時に性的な探究心がそがれているのも大きい、と指摘する。「とくに男性の場合、恋愛を始めるきっかけとして『異性の身体はどうなっているんだろうか?』という純粋な好奇心が合ったわけです。それもネット上の情報でいくらでも補完できる。生身の恋愛・セックスにとって部が悪い時代です」と解説する。

 「彼らにすれば、恋愛は不可欠なものではなく、数ある趣味の一つなのでしょう」と語るのは「コラムニストの堀井(55)。現在も大学の漫画研究会に参加し、若者と接する。「女性の1回ノーと言われても、少々無理してでも押すという男性が僕が大学生だった80年代より少ないと思う。ちょっと強引に迫るとか乱暴なことはしないし、きちんとしたお母さんに育てられて言うことを聞く子に育った。そんな男性が顕著に多くなった印象です」と話す。

 「セックス嫌いな若者たち」などの著書がある産婦人科医北村(62)は、02年から2年ごとに「男性の生活と意識に関する調査」をしている。20〜24歳の男性でセックスに「かんしんがない」「嫌悪している」と回答した割合は、08年の11・8%から10年には21・5%に急増した。最新の12年も24・6%と増加傾向だ。女性は30%前後だが、「性欲は男性ホルモンの支配下にあり、女性ほホルモンが優位の若い女性は仕方がない」。問題は、男性ホルモンが一番多く分泌されているはずの20代男性がセックスに関心が向かなくなり、敵視する人まで現れていることだ」と指摘する。セックス以外の異性との関わりを「面倒」「嫌悪している」とした人も20〜24歳で27・7%、25〜29歳で29・4%と上下の年代に比べて高い。

 コラムニストの北原(42)は、20代男性たちに「性欲はあるのにロリコン化が進んだ。性欲もあり、言いたいことを言う大人の女性と向き合う体力、知性がなくなってしまった」と手厳しい。雑誌などを分析すると、80年代は大人の男女に憧れる風潮が合ったが、いつの間にか少女っぽさがもてはやされるようになった。「お子様文化が進み、若い男性も『子どもでいさせてほしい』と思っている。それならセックスなんて必要なくなってしまいます」。

 北村は「セックスは、コミュニケーションのいわば最終形。その入り口である会話などの能力が低下した男性たちが、セックスを鬱陶しく思ってしまうのは当たり前なのかもしれません」とはなす。

 調査では、セックスに関心がなく、異性と関わるのが面倒だという20代男性は、そうでない男性と比べて中学生時代に両親が不仲であるなど家庭が楽しくなく、子どもも欲しくない割合が高い。取材に来た海外メディアから口々に「このままだと日本は滅びますね」と驚かれた。北村は「人と関わることで人生が楽しくなることや打てば響く会話の面白さを幼い頃から教えていかなければ、本当に滅亡してしまう」と危機感をあらわにする。

 彼らを「不甲斐ない」と批判するのは簡単だ。でも、それだけでは何も変わるまい。

《一方に、産めるのに,産みたくない50%以上の女性がいる日本は、間違いなく遠くない将来滅びるだろう。 参照 出生率 2013/06 》

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