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2013年10月26日 (土)

読書世論調査

 毎日新聞(10/26)から、

《今では読書といっても紙に印刷の書籍だけでなく、インターネットを利用して書物を読む手段も調査の対象に含まれるようになったようだ。》

 毎日新聞が8〜9月に実施した「第67回読書世論調査」で、インターネットを利用するという人が約6割に上る一方、他人の中傷や別人になり済ましたメールやツイッターが流通する「ネットの匿名性」に、7割近くが不安を「感じる」と答えた。男性より女性、年代では40〜50代で「よく感じる」という人の割合が高かった。

 ネット利用について尋ねると、57%が「利用する」と回答。20代は90%、30代では86%に上った。利用時間は1日平均1〜2時間が20%で最も多く、20代は「3時間以上」が35%で最多だった。

 インターネットが生活必需品になる半面、匿名による中傷などがネット上に流れることに対し、34%が不安を「よく感じる」、32%が「時々感じる」と回答、「あまり感じない」の8%を大きく上回った。24%は「知らないのでわからない」と答えた。

 「よく感じる」は男性31%に対し、女性38%。年代では10代後半(22%)や20代(29%)に比べ、50代、40代がそれぞれ43%、40%と高かった。ただ「時々感じる」を加えると、40代が80%で最も高かったが、20代も78%に上った。

 調査は、全国の16歳以上の男女3600人を対象に郵送方式で実施。2387人から回答を得た。

 ツイッターやフェイスブックなど、インターネット上のサービスを使って自分の意見を発信することが珍しくなくなってきた。見知らぬ人になぜ文章を読んでもらいたいのかを聞いた。

 普段、知らない誰かに向けて文章を書くかどうか尋ねると、「はい」は13%、「いいえ」は86%だった。書く人は少数派だが、そのうち77%がツイッター、フェイスブックなどのソーシャルメディアに書いていた。以下、インターネットのブログが37%、新聞への投書と雑誌への投稿がそれぞれ6%、同人誌4%、自費出版2%などの順だった。回答者全体でみると1割がソーシャルメディアに書き込んでいた。

 文章を書くと答えた人に、読んでもらいたい理由を複数回答で聞くと、最多は「誰かとつながりたいから」の41%(男性46%、女性36%)で、次が「生活に変化が起きそうだから」の32%(女性36%、男性29%)。続いて「悩みや喜びを誰かに聞いてほしいから」が30%(女性37%、男性22%)だった。これらは男女差が大きく、書く理由に性差がうかがえる。

 文章を書くという人に「書いたものを他の人から批評されたいか」と尋ねると、「はい」が44%、「いいえ」が55%だった。

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