南米の熱帯雨林で60種の新種発見
毎日新聞(10/21)カら、
《7年前のちょうどこの時期、同じく熱帯雨林で植物(ラン)の新種発見の記事がでた。そのとき、参照の一文を書いた。人間の目にさとられたからには、いずれは自然の摂理を越えて早々に消えて行く運命にあるだろう》。
チョコレート色をした木登りが得意なカエルや、小さな角を持ったフンコロガシなど、60種の新種とみられる生物が南米スリナム南東部の熱帯林地帯で発見された。調査の中心になった米国の環境保護団体、コンサベーション・インターナショナル(C I)が明らかにした。
この地域は人間の手が加わっていない原生林が残る地域で、C Iの専門家は「生物多様性や水資源の保全、地球温暖化防止の観点から極めて重要な地域であることが分かった」と指摘した。
2012年3月8日〜29日に行なった調査で、動植物1378種を採集」」。その後の分析で昆虫や魚、両生類など計60種が、新種とみられることが分かった。
アマガエルの仲間やヤドクガエルの仲間が含まれ、チョコレートに似た色の小型のカエルは吸盤を使ってた高い木に登り、樹上で暮らしていた。体長2ミリ余りの小型の赤いフンコロガシは頭部にシカのような角があるユニークな形だった。
南米大陸北部のスリナムは国土の95%が森林に覆われ、豊かな自然が残ることで知られるが、鉱物資源の採掘、道路やダムの建設計画などによる自然破戒の懸念も高まっている。
《人間による地球破壊が欲望のままに止むことはないだろう。》
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