蕨高生が「一日レストラン」
毎日新聞(9/27)から、
《18日にも「秩父の女子高生8人が手打ちうどんに挑戦」を書いて、食品を扱うにしてはあまりにも無神経で不衛生な姿を取りあげた。今回の蕨の女子生徒たちは秩父の生徒たち以上に不衛生極まる姿だ。女子生徒を取りあげる際のメディアは、奇麗ごとの賛美するような取り扱いになる。生徒たちが何をしているのか、何を扱っているのか、写真まで掲載する報道だ。一目見て「わー、この姿で食べ物を触るのか」「食べ物の上に髪や髪の誇りが舞い降りるよ」「一体何の実習の教育だよ」となる。ここには、テーブルを囲む女子生徒たち5人、そのテーブルに飲み物を提供する1人、それを後から眺める2人と半袖の教師らしき男性1人。背景にはカウンター越しの厨房内に確認できる生徒7人、指導者だろうか白衣の男性一人、と胸からベルトを下げているハンチングの男性カメラマン1人、と離れて助手らしき男性1人が写っている。》
《生徒たちはそれぞれに思い思いのかぶり物をしているが、申し訳程度で髪など垂らし放題だ。ちょうど夏場のお化け屋敷に出るお化けそっくりの髪型をした生徒が多い。秩父の時にも指摘したが、地方紙の取材にしても、あまりにも無神経だ。傍で見ている教師らしき男性にしろ、カメラマンにしろ、こんな姿で料理を運んで来られたら、幼い子どもたちはきっと怖がって泣き出すかも知れないことが想像できないのだろうか。》
【閑話休題】
蕨市のJR蕨駅通りの商店街で10月19日、県立蕨高校料理部が「高校生レストラン」を開店する。商店街活性化のため2年前にオープンしたレストラン「ぷらっと」の店舗を借りた1日限定の営業だが、生徒らは野菜たっぷりの「蕨高オリジナルカレーで、客を呼び込みます」と意気込んでいる。
同校料理部は部員30人で全員女生徒。校内の調理室で毎週1回、部員たちで決めたレシピで料理を作り、手作りの味を楽しんでいる。ジャンルは、スイーツ、イタリアン、和食などさまざまだ。最近は、ティラミスやモンブランなどのスイーツが人気メニューという。
料理部はこれまで文化祭で毎年「蕨高クッキー」を販売する以外、イベントなどへの出店経験はないものの、2年前には蕨商工会議所などが中心になって開発したご当地スイーツ「大人のプリン」でアドバイザー役として協力。その縁もあり、今回は同会議所の支援で初めてレストランを開店することに開いた。
レストランで提供するメニューは当初、ハヤシライスの案もあったが、煮込みに1日かかることから、手軽に作れて人気があるカレーに決めた。具材にニンジン、ジャガイモのほかナスやレンコンなどの野菜をたっぷり使う。中辛の味付けで、擂り下ろしたリンゴでまろやかな味を引き出す。
学校調理室で何回か試作した後、今月19日には「ぷらっと」の店舗で調理と接客サービスの特訓を行なった。接客では部員9人が、テーブルの配置や客の誘導、配膳の方法などを練習した。1年生部員は、チラシの作製を担当。デザインを決めたり、配布方法などを話し合った。
メニューはカレーのみで、価格はワンコイン(500円)の予定。80食ほどの完売を目指す。2年生で部長の生徒(17)は「私たちで、レストランが本当にできるか不安があった。でも、「何かしたい』というみんなの思いで出店を決めた。地域の人たちにぜひ食べてもらい、カレーを通じて交流を深めたい」と話している。
《この生徒たちもいずれは家庭の人となるだろう。そのとき、夫や子どもに与える食事には心配りして、埃だらけのものを出さないことを願うばかりだ。》
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