ビルの反射光 止めた車のミラーを溶かす
毎日新聞(9/4)から、
《他の1枚の写真には、商店入り口のカーペットの焦げた姿が写っている。
いずれにしても、1時間くらいの時間の経過があったらしいが、発火点の低い可燃性のものに光が集まっていれば、火災の大惨事を引き起こしていただろうし、金魚鉢の中の魚は茹だっていただろう。写真はカメラレンズの球面収差でビルが一層歪んで見えるが、当然このビルの設計者は改築を迫られるのだろう。》
ロンドンの金融街シティーに建設中の高層ビルの反射光で、周辺に駐車していた車の一部が高熱で溶けるなどの事態が相次ぎ、英国で話題を集めている。
英メディアによると、『事件』が起きたのは先月末。ビルの周辺に愛車を止めた会社幹部の男性が約1時間後に戻ると、サイドミラーなどが熱で変形し、ぼろぼろになっていた。
ガラス張りのこのビルには側面がなだらかな凹面になっている部分があり、反射光が集中して非常に高温になる地点が周辺にできることが原因とみられている。
車以外にも、商店入り口のカーペットが焦げるなどさまざまな被害報告が相次いでおり、ビル周辺の駐車場は一時的に使用が停止された。
車が溶けた男性には、ビルの開発会社から車の修理費が支払われ、受け取ったという。ビルは37階建てで、来年の完成予定。開発会社は「問題の解決策を検討中」としている。
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