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2013年9月27日 (金)

マンションなどでの喫煙、共用部分全面禁止に

 毎日新聞(9/26)から、

 マンションなど集合住宅に住む愛煙家にとって喫煙場所の確保は頭の痛い問題だ。たばこ嫌いの人に配慮し、喫煙場所を設置した物件が登場するなど、分煙化は新たな段階に入った。

 百貨店やオフィスビルが並ぶ東京・新宿。1月から入居が始まった三菱地所の大型賃貸マンション「パークハビオ新宿イーストサイドタワー」(32階建て、761戸)の1階には、約20平方メートルの居住者用喫煙室(シガーバー)が設けられた。同社の賃貸マンションでは初の試みだ。平均家賃20万〜25万円で住民に医師も多い。日本たばこ産業(JT)のアドバイスを得て、共同玄関など共用部分やベランダを全面禁煙にしつつ、喫煙者の楽しみを奪わないよう配慮した。

 シガーバーはアンティーク調の家具でまとめられて高級感が漂い、無線LANによるインターネット接続も可能。1日平均延べ30〜40人が利用している。日に2〜3回利用するという男性会社員(29)はソファに腰を下ろして「たばこをリラックスして吸えていい」と満足げだ。ただ同社は「広い共有部分を確保できる大型物件ならではの設備。設置数が急増する可能性は低い」とクギを刺す。

 ほかにも三井不動産がファミリー層向けに開発した分譲マンションの「パークシティ豊洲」(東京都江東区)や「パークシティ国分寺」(同国分寺市)に喫煙室が設けられるなど、設置の動きは少しずつ広がっている。

 背景には、近年進むたばこ離れがある。JTによると、今年の成人男性の平均喫煙率は32・2%で19年連続減少、成人女性もここ3年は10%台前半で推移している。

 集合住宅のベランダで紫煙をくゆらせる「ホタル族」への逆風は司法をも動かした。「ベランダ喫煙に伴う受動喫煙で体調を崩した」として、分譲マンションに住む女性が真下の部屋の男性を相手取り150万円の損害賠償を求めた民事訴訟で、名古屋地裁(堀内裁判官)が昨年12月、原告の精神的被害を認めて被告に5万円の支払いを命じた。マンションでの喫煙問題に詳しい岡本弁護士は「近隣住民への配慮を怠った喫煙を違法とした初の判決で画期的」と評価する。

 ヤニによる部屋の汚れも厄介だ。国土交通省は2011年8月、「賃貸住宅のヤニ汚れは借り主負担で原状回復すべし」とするガイドラインを公表した。通常使用の範囲内の汚れが貸主負担なのとは対蹠的だ。

 集合住宅で他人に迷惑をかけずに喫煙する方法はあるのか。

 集合住宅での喫煙トラブルに詳しい河野・マンション管理士は「煙の除去機能がついた空気清浄機を置いた部屋や、マイカーの中など他の住民に煙が届かない場所で吸うのが望ましい」と助言する。台所の換気扇下で吸う人もいるが「排気ダクトを通して室外に流出した煙が、他の部屋に流入する恐れもある」(河野)というから要注意だ。

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