結婚適齢期なくなる?
毎日新聞(9/29)“まるほドリ“から、
結婚適齢期がなくなるって話を聞いた。本当かな? 2013年版の厚生労働白書に「結婚適齢期が消滅しつつあるのかも」というコラムが載っていたな。
Q そもそも結婚適齢期って何?
A コラムでは、社会の中で考えられている「結婚に相応しい年齢の幅」を結婚適齢期と呼んでいる。終戦直後の1950年は、ほぼ8割が25歳までに結婚したが、大学進学率の上昇などを背景に、00年以降は30代前半での結婚が急増した
参考:(厚労省資料より)
Q いわゆる「晩婚化」だね
A ああ、昨年の調査では、男女が初めて結婚する年齢の平均(平均初婚年齢)は、夫は30・8歳、妻29・2歳だ
Q 適齢期が遅くなったってことか
A それだけではないよ。結婚年齢が特定年齢に集中せず、分散傾向になっているんだ。女性の結婚年齢のピークは、1970年は20〜24歳の65%。30〜34歳は3%と激減する。しかし、2010年は、ピークは25〜29歳の43%で、20〜24歳は20%、30〜34歳は23%。山がなだらかになるのが分かる
Q どうして?
A 結婚に対する位考え方が、社会の求めに縛られなくなったてきた。内閣府の調査によると「結婚は個人の自由」と答えた人が20〜30代で9割近くいる
Q ほう
A また、社会学者の山田・中央大教授は「結婚適齢期は、男性は新卒一括採用で終身雇用の正社員、女性は主婦になるということが予測可能だった時代の遺物。仕事の形態がさまざまで、人生の仲で何が起きるか分からない現代には、結婚適齢期はなくなるのです」と話している
Q へえ、でも若者は結婚したいとは思わないのかな
A 国立社会保障・人口問題研究所の調査では「いずれ結婚したい」という人は男女とも9割近くいる。結婚が難しい理由には、経済的な問題があるとの指摘もある
Q どういうこと?
A 内閣府が20〜30代男性を対象にした調査によると、年収300万円未満の人の既婚率は1割未満だったが、300万〜400万円未満では25%を超えた。若者が安心して結婚できるためにも、経済的に自立した生活が送れるよう、政策面で支援が必要だ。
| 固定リンク
最近のコメント