クロマグロ 漁獲量削減勧告
相日新聞(8/9)から、
《参照にみるように、昨年暮れには日本のマグロマニアが喜びそうなニュースが流れたばかりだった。》
資源量の減少が指摘される太平洋のクロマグロについて、日米などの科学者や政府関係者でつくる国際機関「北太平洋マグロ類国際科学委員会(ISC)」が、漁獲量削減など強力な資源回復策導入を勧告する報告書をまとめたことが6日、分かった。ISCが漁獲量削減の必要性を明確にしたのは初めてだ。
報告書を受け、関係国は年末に開かれる資源管理機関の中西部太平洋マグロ類委員会(WCPFC)総会で対策をまとめる。厳しい国際規制の導入は避けられない情勢となりつつある。
日本は、太平洋のクロマグロを世界で最も多く漁獲している。ISCによると、2010年の産卵能力のあるクロマグロ親魚の資源量は過去最低レベルの2万トン程度に減った可能性がある。報告書は、12年も引き網漁によるクロマグロの漁獲量が極めて少なく「12年に新たに群れに加わった若い魚の量も少なかった」と分析。「07〜09年の漁獲量を続けていては資源状況の改善につながらない」と指摘した。
《期待される話題としては、近畿大学水産研究所でのクロマグロの完全養殖成功の今後の動向だ。日本人の胃袋を埋めるまでにはまだまだだろうが、そのうち、養殖マグロが食卓を飾る日が来ることを期待していよう。》
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