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2013年8月 6日 (火)

若い世代の車離れ

 毎日新聞(8/5)”憂楽帳”から、

 「若い人が全然とらないから」
 運転免許証を失効させさせたお陰で通う羽目になった教習所で、幹部は浮かぬ顔だった。「18歳の誕生日を過ぎた高3生がどっと受験していたのが、この5年で半分ぐらいになった。大体、原付免許も全然とらないよ」。

 警察庁の統計を調べたら、2012年の1種普通免許(中型含む)保有者は7299万人で、10年前に比べ658万人増えている。ところが10代(79万人)に限ってみれば28%、20代(1091万人)では24%減少。10年で計380万人も減った勘定だ。

 さらに免許保有率も10代は16%で3ポイント、20代も82%で1ポイントそれぞれ低下し、人口減を上回るペースで若者の「車離れ」が加速していることになる。

 トヨタの「免許を、とろう」のテレビCMが始まったのは11年11月。その時は漫然と見ていたが、事態は相当進んでいる。

 「アベノミクス」で自動車販売も復調しつつあるようだが、試験場では実感が無かった。
 記事:高安厚至

《若者の車離れについては、不安定な雇用状態や、所得の減少など、要因はいろいろ語られているが、以前のような、車が若者の一種ステータスとしての価値を失ったこともあるだろう。それに、車以外の交通網がきめ細かく張り巡らされ、維持費のかかる車よりも便利な交通手段として利用価値が高まっている。加えて、インターネットや携帯など、時間を掛けて自動車で移動しなくても、他者との交流に不便することが少なくなった。最後に、決定的には少子化による若者世代の絶対数の減少が市場の縮小を招いているのだ。》

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