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2013年7月28日 (日)

育休を取る人が減った

 毎日新聞(7/26)”なるほドリ”から、

 育児休業を取る割合が減ったと聞くが、本当? 厚生労働省の2012年度調査によると男性の育休取得率は過去最高だった前年度を0・7ポイント下回る1・89%、女性も同4・2ポイント下がり、83・6%だった。

 Q 何で減ったのの?

 A 今回の調査は、10年10月から11年9月末までに出産した女性、または妻が出産した男性が対象だが、調査期間中の11年3月に東日本大震災が起きて働く人たちは厳しい雇用状況に置かれた。育休を取ると収入が減ってしまうなどの理由で、小さな事業所で働く人や、正社員ではない非正規雇用の人を中心に、子どもが生まれても育休を取らずに働き続けた人が多かったようだ

《数字の上では男性の取得率の下がり方が大きいが、元々育休を取るのは100人に1人か2人の話。》

 Q 安倍首相が「育休3年」を打出して、積極的に育休を取るよう呼びかけているのに、皮肉な結果だな

 A 実は、女性が育休を取得する期間は、10カ月〜12カ月未満が最も高くて33・8%、12カ月から18カ月未満が22・4%だ。3年以上取った人の割合は、わずか0・7%

 Q どうして長く取れないのか

 A 育休中は、原則として給料が貰えない。「育児休業給付金」といって、休業前の賃金の5割(上限額あり)が、雇用保険から貰えるだけだ。給付金をもらえる期間も、子どもが原則1歳になるまで。長い育休を取ってゆっくり子育てしたくても、収入が減ってしまうので生活が成り立たない

《ここに書いていることは、東日本大震災があってもなくても同じことだ。要因分析には大震災のあった東北の影響がどのように全国に波及して、今回のような結果になったのかを追究するべきだ。「大震災の影響」としてしまえば、集計作業は楽だったのかもしれないが。》

 Q それにしても育休をとる男性の割合は低いね

 A 男性の場合は、育休を取りたくても職場に理解してもらえないというケースが、まだ多いようだ

 Q 何とかならないのか

 A 男性の育休取得率が高い国の現状を見ると。ノルウェーでは、休業中の所得は100%、46週間保障される。スウェーデンも80%を300日だ

 参照 子育て(スウェーデンンの) 2008/02/
    男性の育休 - 3 - 2009/05
    男性の育休が進まないわけ 2011/09

 Q 日本も給付金を高くすれば?

 A 田村厚労相は16日の記者会見で「男性が育休を取りづらいのは、育児休業給付率が低いことも一つの理由だ」として、給付金を増やす方向で見直す考えを示した

 Q 期待できるのか

《あちらを立てればこちらが立たず、こちらを増やせばあちらに皺寄せが必ず発生する。スウェーデンやノルウェーのように、国民が高い所得税や消費税を収めている国だから高福祉の恩恵にもあずかれるのだが、日本の現状では、なけなしの財源をやりくりしても、バラ蒔きには限界があるのだ。》

 A 給付率を変えるには厚労省の審議会で労使の理解を得て財源を確保し、雇用保険法を改正する必要がある。
 

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コメント

智に働けば角が立つ、
情に棹を挿せば流される、
意地を通せば窮屈だ、
兎角に人の世は住み難い…
の夏目漱石の草枕と。
働けど働けど、
猶わが暮らし、
楽に為らざり、
ジッと手を見る…
の石川啄木の一握の砂。
そんな草枕と一握の砂が何故か思い浮かびます。

投稿: 間吊田和志輿為 | 2013年11月 1日 (金) 16時33分

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