« LINEの落とし穴 | トップページ | 婚外子と遺産相続 »

2013年7月 9日 (火)

参院選、育休3年のアドバルーン

 毎日新聞(7/9)から、

 1 《安倍晋三が幾つも揚げるアドバルーンの一つ。アドバルーンの中身はフワフワと浮くためのただのガス》。

 東京都内の広告制作会社に勤める敦子(41)=仮名=は今年4月、育児休暇を終え11カ月ぶりに復帰して驚いた。職場に自分の席がなかった。「組織変更があった」。会社側からはそう説明されたが、配属換えをされたのだ、と直ぐに気づいた。

 妊娠が分かった一昨年の夏。社長に伝えると、返ってきた言葉は「どうすんだよ」。仕事にやり甲斐があったし、長く休んで周囲に置いていかれるのが怖くて「早めに復帰したい」と言うと、「オレだったら妻には育児してほしいけど」。暗に退職を勧められた。

 翌日から社長に仕事の引き継ぎをするよう命じられた。産休まで半年以上あり、まだその職場で仕事がしたかった。追いつめられていった約5カ月後、腹痛に襲われ出血。流産の危険が迫っていると診断された。

 厚生労働省が2010年5月に第1子を産んだ1万8100人に調査したところ、出産1年前に仕事をしていた1万4261人のうち7716人(54・1%)が出産前後に退職していた。フルタイムで勤務していた女性(3881人)が挙げた退職理由(複数回答)は、
 ○ 育児に専念したいため自発的に(40・7%)
 ○ 仕事を続けたかったが両立が難しかった(35・3%)
などで、「自発的」以外の理由も少なくない。

 近年、女性の雇用形態のほぼ半数が非正規雇用になっている。女性ユニオン東京(東京都世田谷区)の渡辺書記長は「『会社に不都合な労働者』になると次に雇ってもらえないという怯えから、権利を主張することさえできない」と指摘する。

 敦子は職場復帰後、以前の上司が「あいつの都合に合わせなくていいから」と話していると耳にした。《「話していると耳にした」、記事を書いたのは町田結子。同性の憐れみとしても文字にすることじゃないだろう。うわさ話で読者の気持ちを惹こうとの魂胆か。》子どもを保育園に迎えに行く日の夕方、会議が入ることも多かった。

 安倍晋三の経済政策「アベノミクス」は成長戦略の切り札として、女性の積極活用を打出す。「3年間抱っこし放題」とうたう育休3年の推進もその一つだが、違和感を拭いきれない。「妊娠・出産した女性社員は、企業には煙たい存在でしかない。企業側の意識を変えるような働きかけの方が大事だと思うう」。

 敦子は7月末で会社を辞めることにした。自分の1票で何かが変わるという期待はまだ持てていない。

 《企業内保育所の併設を考えてみたい》。
 参照 子育てと企業内保育所 2007/09/
    キャノンなど企業内保育所開設 2007/11/

|

« LINEの落とし穴 | トップページ | 婚外子と遺産相続 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/107998/57757693

この記事へのトラックバック一覧です: 参院選、育休3年のアドバルーン:

« LINEの落とし穴 | トップページ | 婚外子と遺産相続 »