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2013年7月18日 (木)

ぽっちゃり女子が人気になっている

 毎日新聞(7/18)から、

 「ぷに子」「ぽちゃカワ」など、太めの女子が人気になっているとか。彼女たちをターゲットにした雑誌やアパレルの企画が急増。「太め」の読者モデルには延べ1000人以上が応募し、洋服の売り上げもうなぎのぼりという。

《生物教室の骨格見本に洋服を着せたような貧弱なモデルや、枯れ木のような痩身を飾り立てた女性がもてはやされる不健康な時代は、早く終わればいいと思っているのだが。》

 「ファッションを楽しむなんて、別世界のことだと思っていました。参考にならないのでファッションシ誌なんかほとんど買ったことがなかった」。

 3月に創刊した太め女子のためのファッション誌「la farfa(ラ・ファーファ)」(ぶんか社)。読者モデル、Naoさん(27)は「身長159センチ、本日の体重97・8キロ」と書かれた名刺を差し出し、明るく笑った。小さい頃から太めの自分に悩み、過食と拒食を繰り返したが、モデルになった今、日々おしゃれを楽しむ。

 出版不況の中、創刊号は8万部を売り上げた。続く6月24日発売号は1週間で1・1万部に上り、オリコン本ランキングファッション部門売り上げ1位を獲得。読者モデルへの応募は延べ1000人を超えた。今晴美編集長は「新しい読者を開拓でき、アパレルメーカーからの企画の提案も多い」とほくほく顔だ。

《アパレルメーカーはぽっちゃり女性に必要な洋服生地で、痩せ女性より多い収益性が見込まれるため、当然宣伝は惜しまないだろう。》

 モデルの蛯原友里が表紙を飾り、エビちゃんブームの火付け役となった「Can Cam」(小学館)も7月号で「この夏、ぷに子がかわいい理由」を特集した。読者層を広げようと5月後で、「ぷに子」の着やせを取りあげたら大好評だったのがきっかけだ。7月号では身長155センチの場合、体重52〜64キロなら「ぷに子ゾーン」と認定して分析。「パンツにのってるお肉がかわいい」など男性の意見も掲載した。小池正史デスクは「ぽっちゃりさんを肯定的に捉え、等身大で実践的なファッションを提案できた」と話す。夏にはエイペックス・メネジメントと共に「ぷに子」オーディションを開催予定だ。

 Lから10Lサイズを扱う「スマイルランド」を展開するニッセン(本社・京都市)には全国に5店舗の直営店があるが、全店で黒字だ。東京・渋谷パルコ店には地方から女性たちが訪れる。広報担当の浪花は「彼女たちは可愛い洋服に飢えていたはず。需要はもっとある」と語る。

 なぜ、今なのか、電通若者研究部の西井美保子研究員は「雑誌といういわゆる勝ち組の世界の中ですら、ぷに子の立場が認められたことは大きい」と語る。背景には、ぷに子ブームの中心、20代女性の事情があるという。「この世代は非正規雇用が増えて平均年収が下がっている。そのため、低収入で働き続けるストレスをかかえ、『プライベートでは努力したくない』という人が多い」。そんな風潮の中、太めの女子たちも細いモデルのような人に憧れなくなってきたという。「世間の目が厳しくなくなり『太めでも可愛いよね』と前向きに思えるようになったのでは」と分析する。

 コラムニストの辛酸なめ子は「自信に満ちて魅力的な柳原可奈子さんや森三中さんたち女性芸人さんが、明るくて人気者のデブという存在を世の中に出した功績は大きい」と指摘。「ぽっちゃりさんは女性に嫌われないし、スレンダー美人より親しみやすいから男性にもある程度もてる。夏暑い以外は意外に一番いい生き方なのかもしれません」と話す。

 「ぷに子ブーム」はどこまで広がるか。

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