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2013年7月30日 (火)

速度違反取り締まり、変わるのか?

 毎日新聞(7/30)から、

 「ネズミ取り」と皮肉られる車の速度違反の取り締まりについて、警察庁は8月1日から、その効果や速度規制のあり方を議論する有識者による懇談会をスタートさせる。直接のきっかけは、古屋・国家公安委員長が6月4日の記者会見で「ややもすると取り締まりのための取り締まりになっている」と発言したことだ。交通事故抑止策の改善につながるか注目される。

《「改善」につながるかとは、現行法が悪いと決めてかかる表現だ。言訳をすればいくらでもあるだろうが、現に、スピード違反の事実があったから反則金を払う羽目になったのだろう。どこの道路を走っていようと、警察官が隠れて待ち構えていようと、24時間見張ることもできず、完璧に違反者を漏れなく100パーセント検挙することは不可能だ。そもそも取り締まりの最初から不公平性は付随しているものだ。それに文句があるのなら、最初から法定速度を守っていれば済むことだ。》

【見直しのきっかけになった古屋委員長の発言の要旨とはどんなことだろう。】
 反則金をとられる時に、納得しましたか? 納得していないですよね。現場の苦労はあるが、取り締まりのための取り締まりになってはいけない。本当に交通事故が多発する地点で、しっかり取り締まることが必要。
 私の選挙区(岐阜5区)で、片側2車線、真っ直ぐの道、歩行者が出てくる危険性もない所で取り締まりをしている。 制限速度が50キロなので、交通の流れに逆らわないように行くと70キロくらい出る。そうすると取り締まりの対象になる。いつも疑問に思っていたし、反則金をとられた支援者からもそういう声を聞いていた。国家公安委員長になり、委員会でもそういう趣旨の話題が出たので、敢えて言及した。

 《事故は対人だけではない。日常、人の通らない高速道路で、或いは一般道で、スピード違反によるどれだけの車輛事故が発生し、人を巻き添えにしていることか。知らないわけではないだろう。そのような慣れが人を人とも思わない運転につながり、傍若無人の運転をすることになるのだ。古屋は、委員長席に座れた嬉しさで、舞い上がっていての発言なのか。》

 懇談会は古屋委員長の主催で、大学教授や自動車評論家のほか、元F1レーサーの中嶋悟ら10人のメンバーで構成される。

 速度規制の見直しはこれまでも行なわれてきた。警察庁は09年、道路整備が進んだことや車の性能向上などを理由に速度規制基準の一部を改正。全国の警察は12年3月までに一般道路4046キロ(2219区間)について最高速度を見直した。

 しかし今回が異例なのは、大臣の主導で議論が始まることだ。伏線はあった。委員長発言の約4カ月前、12年の交通死亡事故数などが報告された今年2月14日の国家公安委員会で、委員から手厳しい意見が相次いだ。「摘発されるのは県外の人が殆ど。地元の人はどこで取り締まりをやっているか解っている」「いつも同じ場所で(しかも)事故が起きるわけがないだろうというような場所で取り締まりしている」。

 警察庁幹部は「違反者を安全に誘導する場所の確保が難しい地域では、結果として同じ場所で取り締まりをせざるを得ない」と打ち明ける。懇談会では指摘を踏まえ、
 ① 国民に理解される取り締まり方法
 ② 速度規制見直しで事故件数や渋滞状況がどう変化したのか ― を検討。
 海外の取り締まり事例なども参考に議論し、半年をめどに提言をまとめる。

 ◎ これを受けた国民の反応はどうか。
 インターネットの掲示板では古屋委員長の発言に賛同する書き込みも目立つが、「北海道交通事故被害者の会」(札幌市、前田代表)や「TAV交通死被害者の会」(大阪市、西浦代表)は「違反を容認するかのような発言」などと抗議、撤回を求めた。

 高校2年だった17歳の愛娘を前方不注意の車にはねられ亡くした前田代表は取材に対し、最高速度違反による事故対策を議論した内閣府の検討会(10年3月)が「車輛の走行速度の低下は、交通事故の低減効果や被害軽減の効果が認められる」と指摘した点を強調。「懇談会の議論によって制限速度が引き揚げられることがあってはならない」と話した。

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