抱っこで歩く、赤ちゃん泣きやむ
スイトピー
毎日新聞(4/20)から、
親が赤ちゃんを抱っこして歩くと、赤ちゃんが泣きやんでラックスする仕組みを科学的に検証したと、理化学研究所の黒田公美ユニットリーダー(神経科学)の研究チームが発表した。18日付の米科学誌カレントバイオロジー(電子版)に掲載された。
子が親に運ばれるとき、おとなしく丸くなる反応は、ライオンやリスなどヒト以外の哺乳類にも共通しているが、その仕組みは分かっていなかった。
チームは、生後6カ月の赤ちゃんを腕に抱いた母親12人に、約30秒ごとに座ったり歩いたりという動作を繰り返してもらい、赤ちゃんの心拍数や泣く時間を調べた。
その結果、母親が歩き始めた約3秒後に心拍数が低下してリラックスした状態になり、座っている時に比べて泣く時間が約10分の1になった。赤ちゃんのおなかを親の身体につけるように抱いた方がより効果的だった。
さらに、マウスが首の後を咥えて赤ちゃんを運ぶことに着目。マウスの赤ちゃんの首の後の皮膚を摘んで持ち上げると、心拍数が低下しておとなしくなることも分かった。ヒトもマウスも、皮膚感覚と運ばれる感覚の療法が赤ちゃんのリラックスに関係しているようだ。
《たまたま、過去ブログで、最後に、母親に抱かれて向き合う赤ちゃんのことに触れて書いたものがある。参照 企業内保育所 2006/11/ 》
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