銃規制強化法が成立(米、州レベル初)
毎日新聞(4/5)から、
《さすが、あれだけの惨事があった後だ。何もできないじゃ民主主義の国アメリカの名折れだろう。今後、何年かかるか分からないが、1州にとどまらず全米に広がって行くことを期待しよう。》
児童ら26人が犠牲となる小学校銃乱射事件があった米東部コネチカット州で4日、包括的な銃規制強化法が成立した。事件の遺族らが立ち会う中で法案に署名したマロイ州知事は「極めて感慨深い日だ」と語った。
新州法では、銃犯罪の経歴がある人物の登録制度が導入された。州レベルでは全米初で、捜査当局による「危険人物」の監視が強化される。また、販売禁止の対象となる殺傷能力の高い攻撃用銃器が100種類以上増えたほか、10発以上の弾薬を装填できる弾倉の販売も禁止される。
銃乱射事件のアダム・ランザ容疑者(20)=自殺=は母親が所有する銃器を持ち出しており、銃の所有者による保管義務の内容も厳格化された。
知事の署名に先立ち、州議会上院と下院で3〜4日にかけて法案が可決された。両院とも民主党が多数派だが銃規制に慎重な議員もおり、上院では22人中2人、下院では98人中13人の民主党議員が法案に反対した。また、州議会周辺には銃の権利擁護団体のメンバーらが終結。米国での銃規制の難しさを浮かび上がらせていた。
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