水のペットボトル、賞味期限表示が変わる
毎日新聞(3/12)”なるほドリ”から、《》内は私見
《未だかつて国内では私はミネラルウォーターを購入したことがないので、現在どのような表示がされているものか知らなかった。飲み水に一刻を争うような期限を気にしなければならないほど神経質には生きて来なかった。炊飯も水道水を浄化して蛇口から取水して事足りている。我が家ではミネラルウォーターは、時々(そう、ほんとうに、2、3カ月に1回程度の時々)妻が病院帰りに小瓶をぶら下げて帰宅した時くらいにしか見かけない。虚弱児で生まれ、消化器官の弱い身体だけれど、それでも80歳を過ぎてなお幼児期の麻疹以来の病気知らず、無頓着こそ健康の元だ。》
ペットボトル入りのミネラルウォーターの賞味期限の表示の仕方が変わるようだ。これまでの「年月日」から「年月」になる。これまで賞味期限は「2013・3・10」「2013310」など、日にちまで表示されていたが、漢字を使って「2013年3月」と表示されることになる
Q すべてのペットボトル入りの水がそのように変わるのか
A いいや、キリン、日本コカ・コーラ、伊藤園、サントリー、アサヒの大手5社が、国産の特定の銘柄について、2リットル入りのペットボトル水で実施する。5月の製造分から順次、切り替えていきそうだ
Q 月表示になるのは水だけ?
A 5社は、今回の取り組みが成功すれば、ジュース類などほかのペットボトルにも広げていくそうだ
Q 「年月」表示になると、どんなメリットがあるのか
A 例えば、コンビニエンスストアに、賞味期限が3月15日のペットボトル水が陳列されているとしよう。その商品の補充が必要になると、コンビニには店頭にある商品より賞味期限が新しいものを出荷しなければならない。メーカーや問屋の倉庫に、賞味期限が3月14日のもがたくさんあっても、商習慣からそれをコンビニに卸すことはできないのだ
Q 賞味期限が切れていないのに
A そう。もちろん、3月14日の商品を卸しても間に合う別の店を探すことはできるが、その分、商品を転送することが必要となり、トラック輸送に余計なコストがかかってしまい、二酸化炭素も余分に発生してしまう。月表示になることで、こうした流通コストを下げることができ、まだ飲めるペットボトルを捨てる量を減らすことが期待できる
Q 逆に、月表示になることのデメリットはあるのか
A 敢えて言えば、もし事故があった時には、回収したり廃棄したりする量が増えてしまう可能性がある。その月に製造されたものが、すべて回収の対象になってしまうためだ
Q ところで、月表示になることで、ペットボトルの水を飲む人たちの健康に影響はないのか
A 心配無用だ。これまで賞味期限が3月30日だったものは、月表示では安全を見越して「2月」と1カ月前の表示にするため、賞味期限はむしろやや短くなるからだ。食品や飲料の回収・廃棄は毎年かなりの量に上る。これを機に賞味期限を少しでも越えたら捨ててしまう風潮を見直したいmのだ
《スーパーやコンビニで陳列されている商品を、奥から、底から、手当り次第に掘り返し、横から下から斜めから、期限を確認し、ひっくり返した陳列棚を散らかし放題にして立ち去る買い物客があまりにも多い。テレビで家庭の冷蔵庫をチェックする料理番組があるが、いずれの家庭でも、期限切れになってとても口に入れられない品々の多いことに驚くものだ。購入時には神経を使っても、消費にはとんと無頓着な家庭も多い。》
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