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2013年3月26日 (火)

動物実験廃止求める声

 毎日新聞(3/26)から、《》内は私見。

《ひとに対するいじめや虐待の、まったく進歩のない数やデータの羅列の繰り返しにはもう飽き飽きしたことを書いた。今日は対象が人間とは異なるので取りあげることにするが、これとてエキセントリックな鯨を頂点にして動物愛護を標榜する輩たちの、ひん曲がった愛護には反吐が出る思いだ。先月のブログにも取りあげた(参照 世話せずに多頭飼育 虐待に )が、「いのち」を考えるのなら、小さな虫けらから魚や小動物、牛馬から鯨まで、森羅万象に「いのち」があることを知るがいい。家族連れで通う回転ずしの皿の上で回るマグロや雲丹、イカやタコ、レストランで頬張り舌鼓を打つ牛や豚や鹿の肉、あるいは鯨など、これらすべてから「いのち」を頂いているのだ。或いはデパートに並ぶカバンに洋服、靴、に毛皮などすべて「いのち」から貰っているものだ。人間はその「いのち」から生皮剝いだカバンを持ち、靴を履いているのだ。敢えて言うなら植物にだって「いのち」はある。地球上で最も多く殺されているのは、人間が喰らうために肉になるために屠殺される牛だろう。どうして牛が可哀相だとならないのだろうか。これから書く、動物実験(紙上の写真ではウサギだが)に使われるウサギやねずみ、モルモット、豚、小さくはアブラムシや蚊もいる。タイトルのような陳腐な考えは願い下げにしてほしいものだ。》

 参照 「命」の授業 2006/03/

 動物実験を経て開発される化粧品や、動物の皮で作られる毛皮製品。美容やファッションのために多くの動物が犠牲になるなか、消費者が「美しさに犠牲はいらない」と声を上げることで動物の命を救おうという活動が広がっている。

 日本では、すべての化粧品に動物実験が義務づけられているわけではない。化粧品の安全性確認は原則、企業が自己責任で行なう。国への申請は必要ない。ただし薬事法で「医薬部外品」に分類される化粧品は、新しい成分を使う場合に厚生労働相の承認が必要だ。そこでは目や皮膚への刺激を調べる毒性試験が義務づけられている。

 一方、欧州連合(EU)域内では04年、化粧品の完成品を使った動物実験が禁止された。その後、動物実験された原料を使った化粧品の取引も禁止された。この時は一部の毒性試験が例外とされたが、今月11日には完全に禁止された。

 EUでの完全禁止を受け、東京・日比谷で10日、「美しさに犠牲はいらない 化粧品の動物実験を考えるシンポジウム」が開かれた。女優の杉本彩やファッションジャーナリストの生駒芳子らを含む約200人が参加。主宰団体の一つ、NPO法人「動物実験の廃止を求める会」の亀倉理事(38)は「犠牲にされてきた動物にとって、11日は歴史的な日。日本にも実験廃止の波がやってきている」と喜んだ。

 実際に、国内大手の資生堂(東京都中央区)は10年3月、「動物実験は医師を目指す」と公表。自社の実験廃止(11年3月)という段階を踏み、今月末に外部委託も含めて動物実験を全廃する。また、マンダム(大阪市中央区)も今月8日、「外部委託を含めて動物実験は実施していないし、今後も動物実験を行なわない方針だ」とホームページで公表した。

 すでに安全性が確認された原料を使うか、培養細胞を使うなど動物実験以外のやり方で安全を確認する方法(代替法)が確立されれば、動物を犠牲にすることなく化粧品を製造できる。

 厚労省医薬食品局審査管理課は06年7月、「経済協力開発機構(OECD)が採用する代替法は利用してよい」との通知を出しており、日本や欧米、韓国などの公的研究機関が協力して、代替法を評価する仕組みもできつつある。

 シンポジウムに参加した女性(32)は「動物の命と引き換えに美しさを手に入れたいとは思わない。動物実験をしない化粧品会社を選ぶことで、実験をしている企業の姿勢を変えたい」と話した。

 「美しさに犠牲はいらない」という主張はファッション分野にも及んでいる。グラフィックデザイナーの山中安澄(31)は2月、人気のファストファッション店「しまむら」(さいたま市北区)に対し、毛皮製品の販売停止を求める署名活動を始めた。個人の呼び掛けにも拘わらず、3月中旬までに4000を越える署名が集まった。山中は「国際的なファストファッションブランドの多くは毛皮を扱っていない。日本のブランドも追随してほしい」と話す。

《まるでグリンピースと変わらない。企業の経営に横やりを入れ、その上、数を恃んでの圧力をかけようの魂胆だ。簡単に言ってしまえば1着数千万や数百万もする毛皮を持たざるもののひがみでもある。先ずは肉を口に舌鼓打つことを止めてからもの言うことだ。》

  毛皮反対運動に取り組んでいるNPO法人「アニマルライツセンター」の岡田代表理事は「毛皮のために世界中で毎年10億匹のウサギやキツネ、犬や猫などが殺されている。ユニクロや無印良品などフェイクファー(模造毛皮)を使うファッションブランドも増えている。私たち消費者が、物を買う時に見極めることが必要だ」と話している。

《どうせするのなら、バカの一つ覚えのような成人式のファッションのファーや手袋、皆が模造品で揃える運動からでも始めればいい。》

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