« 3人の死刑執行 | トップページ | 銃規制論議「全面禁止」の声なし »

2013年2月23日 (土)

脳死臓器提供 家族承諾100例目

 毎日新聞(2/23)から、

 日本臓器移植ネットワークは22日、四国地方の病院にくも膜下出血で入院していた60代の女性が、改正臓器移植法に基づき脳死と判定されたと発表した。女性は書面による臓器提供の意志を示していなかったが、家族が脳死判定と臓器提供を承諾した。本人意思が不明でも家族の承諾で脳死後の臓器提供を可能にする改正法が2010年7月に全面施行された後、家族承諾による臓器提供が実施されるのは100例目になる。

 両肺は岡山大病院で20代女性▽肝臓は京都府立医大病院で40代男性▽膵臓と片方の腎臓は藤田保健衛生大病院(愛知県)で60代女性▽もう一つの腎臓は徳島赤十字病院で60代男性に移植。心臓は医学的理由で断念。小腸は該当者がいなかった。

 97年に施行された臓器移植法は、15歳以上が書面で臓器提供の意思を示すことが必要で、改正前までの脳死による臓器提供は86件にとどまった。改正は、移植希望者に比べ、臓器提供者が圧倒的に少ない状況を解消することを主な目的に行なわれた。15際未満の小児でも可能になるとともに、生前に本人が拒否していない限り、家族が承諾すれば提供できるようになり、脳死による臓器提供は2年半で124件になった。

 ただし、本人が拒否の意思を示していなかったことを確認する難しさや身内の死に向き合いながら、臓器提供の決断を迫られる家族の心理的な負担など、新たな課題も指摘されている。

《病院や医師の側にしてみれば、脳死後の遺体は切り刻むことの可能なモルモットでしかないだろう。肉親の死に直面し、嘆き悲しむ家族を前に、どれだけ多くの数の患者が死んだ人の心臓を、肺を、腎臓、膵臓、腸や眼球を欲しがっているかを、それがどれだけ人助けになるかを言葉巧みに説得するだろう。一刻を争う移植に急かされるその場の空気に承諾した結果、遺族の心に臓器提供したことが、後々、後悔として残らなければいいのだが。》

|

« 3人の死刑執行 | トップページ | 銃規制論議「全面禁止」の声なし »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/107998/56825731

この記事へのトラックバック一覧です: 脳死臓器提供 家族承諾100例目:

« 3人の死刑執行 | トップページ | 銃規制論議「全面禁止」の声なし »